Armv9ベースの第2世代「big」Cortex CPUがトップクラスの高効率と性能を実現
マイクロアーキテクチャの改善により、Cortex-A715は性能と効率の最適なバランスを取っています。CPUクラスターの主力製品であるCortex-A715は、ArmのTotal Computeソリューションの一環として、big.LITTLE構成においてCortex-X3およびCortex-A510 CPUコアと組み合わせることができます。Cortex-A715は現時点において、Cortex-X1(Cortex-Xクラスの第1世代CPU)と同等の性能を備えています。
特長とメリット
マイクロアーキテクチャの改善により、Cortex-A710と比べて電力効率が20%向上しています。
一貫した進歩を遂げた結果、Cortex-A715はCortex-X CPUの第1世代であるCortex-X1に匹敵する性能を発揮します。
big.LITTLE CPU構成の主力製品、Cortex-A715に搭載されたCortex-A700クラスのCPUは、スマートフォンやラップトップなどの多くのデバイスにおいて、現在最も幅広く利用されているヘテロジニアスプロセッシングアーキテクチャです。
製品仕様
一連の性能と効率の改良を重ねたCortex-A715は、すべてのbig.LITTLE CPU構成に高効率な性能をもたらすよう設計されています。分岐予測精度やデータプリフェッチなど、高効率な性能を必要とする分野向けに、マイクロアーキテクチャの改良が行われています。
イノベーションとアイデアが実現する場所
スマートフォン
最も成果を上げたテクノロジーの1つであるスマートフォンは、世界的なダイナミック・パーソナル・コンピューターであり、没入型体験で40億人以上とつながることができます。Armは、スマートフォン上のあらゆるものを強化するCPUテクノロジーを開発しています。
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システムIP
Arm System IPは、システム設計者が、業界標準のAMBAインターフェースを介して統合されたArmプロセッサと独自のIP要素でさらに差別化を図りながら、高性能で電力効率の高いSoCを構成・構築することを可能にします。
成功の基盤
big.LITTLE
Arm big.LITTLEテクノロジーは、2種類のプロセッサーを使用するヘテロジニアスプロセッシングアーキテクチャです。「LITTLE」プロセッサーが最大限の電力効率を実現するように設計されているのに対し、「big」プロセッサーは最大限の計算性能を提供するように設計されています。
Arm Neonテクノロジー
Neonテクノロジーは、Arm Cortex-AシリーズおよびCortex-Rシリーズプロセッサー用の高度なSIMDアーキテクチャ拡張です。このアーキテクチャ拡張により、多くの用途でマルチメディアのユーザーエクスペリエンスが向上します。