ソフトウェアとハードウェアの協調設計を実現し、IoTとML開発を加速


 

Arm Virtual Hardware(AVH)は、普及型のIoT開発キット、Armベースのプロセッサー、クラウド内のシステムを仮想化することで、IoTソフトウェアの開発を拡張・加速させます。これは、進化したArmのモデリングテクノロジーによるものであり、ハードウェアの待ち時間や、テスト用ボードファームを構築・構成する複雑さを解消します。さらに、DevOpsおよびMLOpsワークフローなど、最新のアジャイルソフトウェア開発プラクティスを実現します。

特長とメリット

安心できるソフトウェア開発

物理ハードウェアを成熟した高命令精度の拡張可能なモデリングエンジンに置き換え、IoTおよびエンドポイントAIアプリケーション向けの最新のソフトウェア開発のベストプラクティスを実現します。

最大限のスケーラビリティを実現

数千もの潜在的なバーチャルボードを数秒で立ち上げて、CIインフラストラクチャをクラウド上で簡単に実行・拡張します。複雑なマルチデバイス構成の実験や試験を迅速に行うことができます。

開発の加速

CI/CD(DevOps)およびMLOpsワークフローなどのアジャイルなソフトウェア開発プラクティスを使用して、Armベースのテクノロジーによるソフトウェア開発と試験をすばやく開始します。

Arm Virtual Hardwareをはじめましょう

 


Arm Virtual Hardware CorstoneおよびCPU
Arm Virtual Hardwareサードパーティハードウェア

概要
概要

CorstoneおよびCortex-Mプロセッサのクラウドベースモデルで、ハードウェアに依存しないローレベルのソフトウェア開発を実現します。

生産開始済みの周辺機器やセンサー、基板部品など、普及型のIoT開発キットのクラウドベースモデルです。


詳細
詳細
  • ArmのプロセッサーIPとともに開発されたArmのFast Modelテクノロジーがベースです
  • 命令・例外動作を正確にシミュレートします
  • Open-CMSIS-CDI標準のテストインターフェイスを提供します
  • ローカルホスト開発システムおよびクラウドベースのCI/CD構成で実行します
  • Arm Neoverse CPUをベースとし、従来のモデリングテクノロジーよりも速くネイティブに実行します
  • ペリフェラル、センサー、その他の基板部品を含む、完全なSoCおよび開発キットの機能的に正確なモデルです。これらのモデルは、性能的に正確ではありません
  • 実際のハードウェアと同じバイナリを実行し、ボードSDKやソフトウェアコード例を活用します
  • クラウドベースのサーバーを活用し、物理的ハードウェアの維持における複雑さとコストを回避します

搭載製品
搭載製品
  • NXP® i.MX 8M Arm Cortex Complex
  • NXP® i.MX 93 Applications Processor
  • STM32U5 IoT Discovery Kit
  • Raspberry Pi Model 4

設計における対象
設計における対象
  • IoT、ML、組込みアプリケーションのソフトウェア検証、MLOpsワークフロー
  • I/Oインターフェースを抽象化したソフトウェアモジュールの単体テスト、統合テストのためのCIワークフロー
  • リファレンスIoTソフトウェアとスタックの探索
  • トレーニングおよび教育
  • IoT、ML、組込みアプリケーションを構築するソフトウェア開発者
  • OS(Linux等)の配布、バイナリ互換イメージによるアプリケーション検証
  • IoTクラウドサービスプロバイダのソリューションとの連携
  • 最新のIoTクラウドネイティブソフトウェア開発のデモンストレーション、トレーニング、教育
  • APIによる仮想ハードウェアの提供

コスト
コスト
  • AWS AMI経由の場合、インフラコストは利用状況により変動します。詳しくはAWS Marketplaceをご覧ください。
  • Keil MDK Professional経由の場合、MDK-Professional版ユーザは追加費用なし。
  • ArmのSaaSプラットフォーム経由の場合、30日間の無料トライアル後、デバイス1時間あたり1.5ドルの使用量に応じた課金となります。

30日間の無料トライアル

  • Arm アカウントをお持ちの方ならどなたでもご利用いただけます。
  • 最大2台のデバイスにアクセスできます。
  • 最大24時間の仮想デバイスの連続稼働が可能。その後、仮想デバイスは自動的にシャットダウンされ、ユーザーによる再起動が必要です。

有償サービス

  • 使用量に応じて、1デバイスアワーあたり1.50ドル(1デバイスアワーとは、Arm仮想ハードウェアの1インスタンスを1時間使用すること)の割合で課金されます。

割引

  • オープンソースソフトウェアの開発など、非商業的、学術的、研究的な利用が可能です。
  • 仮想デバイスの台数またはデバイスの時間数に応じて、ボリュームディスカウントが可能です。
  • 割引料金のご利用についてはこちら avhinfo@arm.com までお問い合わせください。

関連情報とサポート
関連情報とサポート

導入までの流れ
導入までの流れ

GitHubのRunnerとして利用可能.

AWS MarketplaceでAmazon Machine Image(AMI)として提供されています。

AWS AMI – 中国本土のみ*

Keil-MDK Professionalで購入可能です

ArmのSaaSプラットフォームでパブリックベータ版として利用可能です。 登録はこちら。

既にご登録済みですか? ログインはこちら

ArmのSaaSプラットフォームでパブリックベータ版として利用可能です。 登録はこちら。

既にご登録済みですか? ログインはこちら。 

 

* 中国国内のユーザーは、AWS China MarketplaceからAVHにアクセスすることで、より良いユーザー体験を得ることができます。

ミーティングを予約

AVHの詳細やビジネスにどう役立つかについて、ご興味がありますか?Armのエキスパートとのミーティングを設定し、詳細をご確認ください。

お問い合わせ

Arm Virtual Hardwareの関連情報スポットライト

Arm、「Keil MDK Version 6」を発表し、組込みソフトウェア開発をさらに進化させる

新しいArm Virtual Hardwareの統合

MatterプロトコルへのArm Virtual Hardwareの統合