ソフトウェアとハードウェアの共同設計を実現し、IoTとML開発を加速
Arm Virtual Hardwareは、Armのモデリングテクノロジーを進化させたもので、アプリケーション開発者がシリコンやハードウェアが利用可能になる前に、ソフトウェアを構築・テストするための、ArmベースSoCの高精度なモデルを提供します。メモリやペリフェラルなどのシミュレーションするためのシンプルなアプリケーションとしてクラウド上で動作し、継続的インテグレーション/継続的デプロイ(CI/CD)、DevOps、MLOpsといったモダンでアジャイルなソフトウェア開発手法を使用し、複雑なハードウェアファームへの構築と構成を解消します。
特長とメリット
物理的なハードウェアを高精度で拡張可能な仮想モデルに置き換えることで、効率的にIoTやエンドポイントAIアプリケーション向け最新ソフトウエアを開発することができます。
数千もの仮想ボードを数秒で立ち上げて、CIインフラストラクチャをクラウド上で簡単に実行・拡張します。複雑なマルチデバイス構成の実験やテストを迅速に行うことができます。
物理的なチップを必要とせず、CI/CD(DevOps)およびMLOpsワークフローなどの最新のソフトウェア開発手法を使用して、ArmベースのSoCソフトウェアの開発とテストをいち早く始められます。
Arm Virtual Hardwareを始める
Arm Virtual Hardwareは、IoT開発を加速する包括的なソリューションArm Total Solutions for IoTの重要な一部です。
Total Solutions for IoT はCorstone-300をベースにしており、Cortex-M55とEthos-U55を統合し、低電力でハイパフォーマンスなエンドポイントAIシステムを構築するための最速の方法を提供します。
Corstone-300向けのArm Virtual Hardwareは、パブリックベータ版として無料であり、AWS MarketplaceでAmazonマシンイメージ(AMI)として手に入れることができます。開発者が利用開始できるように、AWSは先着1,000名の対象ユーザーに、100時間以上の無料のAWS EC2 CPUクレジットを提供しています。このスペシャルオファーを利用するには、以下のフォームをご記入の上、送信してください。
IoTソフトウェアの大規模な活用
Armは、パートナーエコシステムと協力し、強力なテクノロジーとイノベーションを通じて、お客様が開発を加速し、IoTの可能性を引き出すサポートをしています。
Project Centauriは、ベースとなる基準、セキュリティへの取り組み、広範囲にわたるCortex-Mエコシステムを一つにまとめることにより、一般的なクラウドサービスプロバイダーと組み込みエッジの多種多様なハードウェア全体でソフトウェアを活用できるようにし、Arm Cortex-Mを利用した、急速で指数関数的なIoTの成長を推進します。