クラウド・エッジ間でクラス最高のパフォーマンスを発揮するArm Neoverse
ワークロードの増大と高性能化の要求に対応するため、グローバル・インフラストラクチャは急ピッチで変化しています。Arm Neoverseは、クラウド、エッジ、5Gネットワークに最適化されており、未来のインフラストラクチャに求められるスピード、エネルギー効率、ワットあたりパフォーマンス、コストあたりパフォーマンスを実現します。
Arm Neoverseファミリーは、全てのインフラストラクチャ市場を対象に設計されています。
Neoverse Vシリーズは、パフォーマンスファーストのCPUを中心に構成されており、演算リソースやメモリを大量に使用する高負荷アプリケーションの実行システムを対象に、最高のコアあたりパフォーマンスを発揮します。
ユースケース:
ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)、クラウド上のHPC、AI/ML関連のワークロードワットあたりパフォーマンスとコストあたりパフォーマンスの両方に最適化された、バランスの取れたCPU設計を実現します。
ユースケース:
スケールアウト型クラウド環境、エンタープライズ・ネットワーキング、スマートNIC/DPU/カスタムASICアクセラレーター、5Gインフラストラクチャ、消費電力や実装面積に制約のあるエッジロケーション電力消費を最小限に抑えつつ、高データ・スループットに対応
ユースケース:
ネットワーキング・データプレーン用プロセッサー、低消費電力5GゲートウェイArm Neoverseのクラウド・エッジ間ワークロードの位置付け

ワークロード主導型のパフォーマンス
Neoverse Vシリーズ
Neoverse V1は、Neoverse CPUの中で最高の総合性能を提供します。 HPCやAI/ML駆動のアプリケーションで一般的な浮動小数点演算やベクトル駆動のワークロードで非常に優れた性能を発揮します。1.8倍のベクタ・ワークロード
Neoverse V1+SVEでは、幅広いHPCカーネルを対象としたベクタ・パフォーマンスが、Neoverse N1比で1.8倍に向上します。
2倍の浮動小数点パフォーマンス
Neoverse V1+SVEは、コアあたり512ビットのベクタ処理に対応しており、処理能力はNeoverse N1+NEON比で2倍に向上します。
4倍の機械学習パフォーマンス
Neoverse V1での最新のInt8行列乗算命令は、Neoverse N1比で最大4倍のML処理能力を発揮します。
Neoverse Nシリーズ
Neoverse N1とN2は、最も幅広いワークロード性能の柔軟性を提供します。Neoverse N2は、NGINXのようなクラウドベースのワークロードで優れたパフォーマンスを発揮しますが、DPDKのL3フォワーディングのような5Gエッジのアプリケーションでも非常に効果的です。1.4倍のSPECint®2006ベンチマークでのIPC性能
すべてのCPUリソースをシングルスレッドで利用可能な場合、Neoverse V1では、SPECint2006ベンチマークによるIPC性能がNeoverse N1比で40%以上向上します。
1.3倍のNGINIXアプリケーションでのスループット
Webサーバーまたはリバースプロキシサーバーとして構成する場合、Neoverse N2は、一般的なNGINIXアプリケーションでのトランザクション・スループットが、Neoverse N1比で30%向上します。
1.2倍のDPDK L3フォワーディングのスループット
DPDK L3フォワーディングのパケット処理では、Neoverse N2コアのスループットは、Neoverse N1比で20%向上します。
Neoverse V2
- 強化されたパイプラインと各コアあたり最大2MBのL2キャッシュにより、Neoverse V2はクラウドおよびMLアプリケーションでNeoverse V1と比べて2倍のパフォーマンスを実現
- メモリタギング拡張機能(MTE)やパフォーマンス定義の出力(PDP)など、Armv9の機能を搭載したArm初のVシリーズコア
Neoverse V1
- Arm初となるHPC市場向けのSVE実装であり、浮動小数点演算はNeoverse N1比で2倍、ML性能は4倍向上
- IPC性能はNeoverse N1比で50%向上、市場をリードするパフォーマンスを拡大
Neoverse N2
- 市場をリードする拡張性と汎用性
- IPCパフォーマンスがNeoverse N1比で40%と大幅に向上
- Armv9により、パフォーマンス(SVE2)とセキュリティ(MTE)向けの主要機能を導入
Neoverse N1
- エッジコンピューティング性能
- インフラストラクチャ特有のプラットフォーム機能
- 極度の範囲のスケールと多様なコンピューティングに対応する設計
Neoverse E1
- 高効率のスループットのためのインテリジェントな設計
- 多様なArmソフトウェアエコシステムを最大限に活用
- エッジからコアまでのデータ転送向けの非常にスケーラブルなスループット
Arm Neoverse Compute Subsystems (CSS)
Arm Neoverse Compute Subsystem(CSS)は、完全に検証され、PPAに最適化され、カスタマイズ可能なサブシステムとしてパートナーに提供されるArm Neoverseプラットフォームです。Neoverse CSSにより、パートナーは市場差別化された専用シリコンの開発に設計リソースを集中させることができ、最先端の性能とテクノロジを備えた量産シリコンへの加速パスを提供します。
広範なインフストラクチャ・ワークロードのサポート
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