先端技術による、世界トップレベルのパフォーマンスを備えた量産シリコンへの最短ルート
今日のコンピューティングインフラストラクチャでは、クラウド、AI、5G、ネットワーキングの各分野向けに用途特化型演算が求められます。Arm Neoverse Compute Subsystems(CSS)により、Armは最先端のファウンドリプロセスで検証済みのコンピュート機能を提供します。このパフォーマンス最適化された機能により、Armのインフラストラクチャパートナーは、限られたシリコン設計リソースを差別化された、かつ市場に合わせたソリューションの構築に集中させることができます。
特長とメリット
Arm Neoverse Compute Subsystems(CSS)により、Armはリスク、NREを低減し、CPUの市場投入までの時間を最大1年短縮することができる、実証済みのコンピュート・サブシステムを提供します。Neoverse CSSは、SystemReady SRへの準拠とともに、ソフトウェア・エコシステムの実現を支援します。
CSSは、最先端のファウンドリプロセスを使用して、Arm NeoverseプラットフォームIPのパフォーマンス、消費電力、面積を最適化します。お客様は、オンチップまたはオフチップアクセラレータでCSSをカスタマイズし、ワットパフォーマンスを最適化した用途特化型コンピューティングを実現することができます。
CSSは、Arm Confidential Compute、AMBA CHI C2C、Arm Scalable Matrix Extensionsなど、Armv9の機能とNeoverseテクノロジーのロードマップをそのまま提供します。またCSSは、システム管理、電源管理、プラットフォームソフトウェアのサポートも提供しています。
Neoverse CSSの顧客価値
Arm Neoverse CSSは、カスタマイズされたシリコンを市場に投入する際に、差別化されていないが必要なステップをより多く実行することで、顧客価値を提供します。Neoverse CSSの顧客は、Armとのこのような取り組みから、次のような大きなメリットを得ています:
開発開始からシリコンの稼働までの月数
エンジニアリング工数の節約
Neoverse Compute Subsystemsのコンポーネント
Arm Neoverse Compute Subsystemsには、Neoverseコア、CMNメッシュ、システムIPのほか、パフォーマンスが最適化されたコンピュート機能を迅速に市場に投入するために必要なシステム管理、電源管理、ソフトウェア、開発ツールが含まれています。
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Neoverse CSSの製品検証および性能検証により、最短の市場投入時間を実現。
Neoverse CSS N2
- 5nm先端プロセスで最大64個のNeoverse N2コア
- コアあたり最大1MBのL2プライベートキャッシュと、最大64MBの共有システムレベルキャッシュ
- 最大8つのDDR5 40bまたはLPDDR5チャネル
- 最大4つのx16 PCIe/CXL Gen5レーン
その他のオプションと機能について知る
Neoverse N2
当社初のArmv9インフラストラクチャCPUであるNeoverse N2は、クラウドネイティブな体験を維持しながら、クラス最高のパフォーマンス、効率性、および計算密度を提供します。
CMN-700
この拡張性の高いメッシュは、Armv9およびArmv8-Aプロセッサ、マルチチップ構成、およびCXL対応デバイスに最適化されています。また、幅広いパフォーマンスポイントでカスタマイズが可能です。
MMU-700
Arm SMMU v3.2準拠のMMU-700は、Arm v8.4およびv9のCPUに対応しています。Arm Secure Worldでの仮想化や、IOトラフィックのQoSを実現します。MMU-700は、PCIe Gen5 BWに対応しています。
NI-700
従来のクロスバーと比較して配線数を30%削減した、スケーラブルで高度にコンフィギュラブルなパケット化ネットワークオンチップ(NoC)です。複数のクロックおよびパワードメインをサポートし、1GHz以上の動作に対応しています。
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