オートモーティブおよび産業用アプリケーション対応のイメージ信号処理

Mali-C71AEは、新たなスマート・オートモーティブ・システム市場や産業市場向けに開発された、Armにおける最高性能のイメージシグナルプロセッサー(ISP)です。コンピュータービジョン(CV)システムと人間が見るディスプレイの両方でクリアで便利な表示を実現するMali-C71AEは、機能安全アプリケーション用の組み込み機能を搭載した、ISPのMaliカメラシリーズ初の製品です。

特長とメリット
マルチカメラのサポート

Mali-C71AEは、最大4つのリアルタイムのカメラ入力、あるいはメモリからの16のカメラストリームをサポートします。さまざまなモードで動作するセンサーとCFAの組み合わせからの同時入力をサポートするため、システム開発者は、幅広いサプライヤーが提供するさまざまなセンサーの中から選ぶことができます。

高度なノイズ低減

Mali-C71AEには高度な空間(2D)ノイズ低減(「sinter®」)、露光ごとのノイズプロファイリング、色収差補正が搭載されており、コンピューター・ビジョン・アプリケーション向けに最適化されたイメージデータを提供しつつ、人間のオペレーターが見るディスプレイには最適画質のイメージを提供します。

すべてのピクセルで高い信頼性

Mail-C71AEは、先進運転支援システム(ADAS)およびヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)アプリケーション向けのリアルタイム安全機能を提供し、システムレベルの機能安全コンプライアンスを満たします。400を超える専用の障害検出回路、ビルトインセルフテスト(BIST)、重要なデータパス上のCRCを備えており、すべてのピクセルは信頼性を高めるためにタグ付けされます。

強固な安全機能

Mali-C71AEの安全機能により、ASIL B/SIL 2の診断要件とASIL D/SIL 3を満たし、体系的な障害を回避できます。これにより、ADASや産業用移動ロボットなどの安全ビジョンのユースケースを実現できます。

ダイナミックレンジ管理

24ビットのダイナミックレンジを処理して明るい日光から暗い影までのあらゆるディテールを取り込むことができるMali-C71AEは、人間の視覚(ディスプレイ)とCVアプリケーションに対応する独立したダイナミックレンジ管理機能を備えています。

特別なデータパスを考慮

Mali-C71AEは、人にとっての見やすさ、位置に基づいてタグ付けされた「問題がありそうな」ピクセル、関心領域のトリミング、より詳細なCVシステム分析のためのプラナーグラフが求められていない場合、可逆的な変換を行います。ADASや産業用移動ロボットなどの高度なCVのユースケースに最適です。

オートモーティブ

Mali-C71AEイメージシグナルプロセッサーの用途はマルチカメラのオートモーティブ視覚システムです。このシステムでは、統合ADAS機能に含まれるコンピューター・ビジョン・システム、人間が見るディスプレイへの出力、または両者の組み合わせを実現します。アプリケーションの例として、360度サラウンドビュー、オブジェクト検出、車線の位置取り、標識の認識、ミラー代替システム、後退用カメラ、乗員監視などがあります。Mali-C71AEでは、さまざまなADASアプリケーションでASIL Bの診断要件を満たすために必要なオートモーティブ視覚システムの要件をサポートします。

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産業

Mali-C71AEは、機能安全を実現する内蔵機能によって非常に幅広いダイナミックレンジとマルチカメラサポートを提供し、SIL 2診断要件とSIL 3を満たして体系的な障害を回避します。このように高度な機能を組み合わせることで高性能も実現し、生産ラインの監視、品質管理、移動ロボットなどのスマート製造およびファクトリー・オートメーションのアプリケーションに最適となります。

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Mali-C71AEがオートモーティブ製品や産業用視覚システム製品で信頼性の高いデータ処理をどのように実現しているのかをご紹介します。

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Cortex-A78AE

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Mali-G78AE

Mali-G78AE

Mali-G78AEは、コンフィギュラブル・ワークロードの分離と仮想化を可能にする、拡張性の高いGPUです。Mali-G78AEは、産業アプリケーションとオートモーティブ・アプリケーションでIEC 61508とISO 26262の安全規格にそれぞれ準拠して設計されており、ASIL B/SIL 2の安全規格に対応しています。