限られたピン数で高速トレース
ハイスピードシリアルトレースプローブ(HSTTP)は、大量のトレースデータが必要な場合や、SoCのピン数の制限でパラレルトレースが使用できない場合に適しており、DSTREAMへ複数レーンのハイスピードシリアルトレースをキャプチャできます。
特長とメリット
1レーンあたり最大12.5Gbps (合計で20Gbps)のレーン速度で、CoreSightおよびカスタムのIPデバイスから詳細なトレース情報を取得できるよう構成します。
1つのレーンにピン2本 - HSSTPは、16ピンのパラレルトレースポートに匹敵するトレースデータレートで転送できます。
Arm SoCの最も一般的なシリアルトレースプロトコルであるArm HSSTPおよびMarvell® SETMの2つをサポートしています。
豊富な機能
HSSTPは、DSTREAMと同様に、Armアーキテクチャv4~v8をサポートしています。 そのため、HSSTPはレガシーから最新までをカバーできます。
DSTREAMとArm Development Studioは最適な組み合わせです。 SoCコンポーネントの自動検出など、Development Studioの強力な機能にアクセスできます。
デバイス固有レジスタの追加、命令やデータのトレース履歴の表示、デバイス固有レジスタの接続のカスタマイズ、ターゲットのリセット解除などができます。
DSTREAMの4GBの内蔵トレースバッファと組み合わせると、長時間のトレースデータを保存できます。
ETMからPTMやITM、STMまで、DS-5がサポートするさまざまなArm CoreSightマクロセルからトレースデータを取得できます。
インストラクショントレースの分析
高速で大容量のローカルトレースストレージにより、ETMとPTMを使って、Arm Development Studioでバグの実行パスや機能レベルのプロファイリングを見直すことができます。
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
Arm Development Studio
Armベースのあらゆるシステムに対応したエンド・トゥ・エンドのソフトウェア開発環境で、Armコンパイラ、デバッガー、IDE、パフォーマンス分析ツール、モデル、ミドルウェアが含まれます。
DSTREAM-PT
標準搭載する幅広いターゲットコネクタ(JTAG、MICTOR、CoreSight、MIPIなど)とArm Development Studioによるターゲットシステムの自動検出でカスタムSoCに対応、大容量8GBのトレースバッファを内蔵し最大19.2Gbs(32ピン)の広帯域幅並列トレースに対応、デバッグおよびリアルタイムの動的モニタリングを実現する第2世代のデバッグ/トレースプローブです。
DSTREAM-ST
Armプロセッサーの最大限の可視性を実現する第2世代のArmデバッグプローブは、4ピンを介した2.4Gbpsの並列トレースや、ホストPCへのトレースデータの直接ストリーミング、Arm Development Studioによるシステムの自動検出、幅広いターゲットコネクタを搭載しています。