既製デバイスを利用した開発
ソフトウェア開発ツールスイートであるArm Development Studioは、既製の何千ものデバイスをサポートしており、プロジェクトの実行がCortex-A/M/Rプロセッサーのいずれか1つまたは複数の組み合わせのどちらで行われているかに関わらず、すばやく立ち上げ、実行することができます。 Development Studioには2つの統合環境(IDE)が含まれ、ワークフローをカスタマイズすることができます。 Cortex-Mマイクロコントローラー・プロジェクト専用のKeil MDKを搭載しているため、選んだプロセッサーに優れた柔軟性や拡張性が必要な場合は、強力なDevelopment Studio IDEが最適です。
Cortex-M MCUプロジェクトを加速化
Cortex-Mのみのマイクロコントローラー・プロジェクトの開発を加速化する場合、Keil MDKを搭載したArm Development Studioがタスクに最適な選択です。 一般的なWindows®ベースのµVision® IDEをベースとし、5,000を超えるArmベースデバイスをサポートしているKeil MDKを使うことで、迅速な起動や実行が可能です。
- 再利用可能なソフトウェア・コンポーネントによりアプリケーションを拡張できるソフトウェアパック
- ロイヤリティフリーのリアルタイムOS(RTOS)の統合
- ソフトウェア・コンポーネントのランタイム時の動作を表示できるイベントレコーダーとコンポーネントビューア
- CMSISベースの標準化されたソフトウェア・インタフェースにより、コードの移植と再利用が効率的になります。
マルチコアプロジェクトの簡素化
複雑なアプリケーション・プロセッサーの開発には、プロジェクトの進展に伴い拡張できるツールスイートが必要です。 Development Studioはさらに、マルチコアプロジェクトのコーディング、ビルド、テストにつきものの複雑さを解消します。
- ヘテロジニアスなプロジェクト、マルチコアのCortex-Aおよび64ビットArmv8 SoCの開発に最適です。
- Cortex-Mベアメタル、Linuxカーネル、Cortex-A上で実行されるLinuxアプリケーションのヘテロジニアスデバッグをサポートしています。
- LinuxとAndroidをサポート
- 開発者は、Cortex-A/M/RでDSTREAMデバッグプローブとCoreSight機能を使用し、潜在的な問題を早期かつ正確に見つけることができます。
2つのIDEに共通の機能
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ビルド
Arm C/C++コンパイラは、ArmのベアメタルやリアルタイムOSのアプリケーション用のパフォーマンス、コード密度、アーキテクチャの精度、安全性において最先端を進んでいます。 コンパイラテクノロジーに25年以上投資してきた経験に基づき、またArmアーキテクチャと平行して開発されたArmコンパイラは、Armプロセッサー用に最も効率的なコードをビルドします。

モデル
Development Studioは、Fixed Virtual Platformと呼ばれる高速で機能精度の高いモデルとともに出荷されるため、ハードウェアがなくてもソフトウェアを開発できます。 こうしたモデルには、最新のArmプロセッサー、メモリ、ペリフェラルが含まれ、ソフトウェア開発を早期に開始しやすくなっています。
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
ULINKpro
ULINKpro を使用すると、MDK と Arm Development Studio を使用して、デバイス上のアプリケーションをプログラム、デバッグ、および分析できます。プロセッサーの制御、命令のトレース、ブレークポイントの設定、メモリーへの読み取り/書き込みをすべてプロセッサーのフル スピードで実行します。
DSTREAM-ST
Armプロセッサーの最大限の可視性を実現する第2世代のArmデバッグプローブは、4ピンを介した2.4Gbpsの並列トレースや、ホストPCへのトレースデータの直接ストリーミング、Arm Development Studioによるシステムの自動検出、幅広いターゲットコネクタを搭載しています。
Fast Model
Fast Modelsは、正確で柔軟性のあるArm IPのプログラマービューモデルです。シリコン入手前にドライバー、ファームウェア、OS、アプリケーションなどのソフトウェア開発が可能です。
Keil MDK
Armベースのマイクロコントローラー・アプリケーションを開発するために、Keil MDKには組み込みアプリケーションの作成、ビルド、デバッグに必要なすべてのコンポーネントと、開発を加速化するソフトウェアパックが含まれています。