既製デバイスを利用した開発
ソフトウェア開発ツールスイートであるArm Development Studioは、既製の何千ものデバイスをサポートしており、プロジェクトの実行がCortex-A/M/Rプロセッサーのいずれか1つまたは複数の組み合わせのどちらで行われているかに関わらず、すばやく立ち上げ、実行することができます。
マルチコアプロジェクトの簡素化
複雑なアプリケーションプロセッサーの開発には、プロジェクトの進展に伴い拡張できるツールスイートが必要です。Development Studioはさらに、マルチコアプロジェクトのコーディング、ビルド、テストにつきものの複雑さを解消します。
- ヘテロジニアスなプロジェクト、マルチコアArm SoCの開発に最適です。
- Cortex-X/A/R/MおよびNeoverseプロセッサーを含むすべてのArm CPUで、ベアメタルソフトウェアのヘテロジニアスなデバッグをサポートします。
- LinuxとAndroidをサポートしています。
- 開発者は、CortexおよびNeoverse CPUでDSTREAMデバッグプローブとCoreSight機能を使用し、潜在的な問題を簡単かつ正確に見つけることができます。
ビルド
Arm C/C++コンパイラは、ArmのベアメタルやリアルタイムOSのアプリケーション用のパフォーマンス、コード密度、アーキテクチャの精度、安全性において最先端を進んでいます。コンパイラテクノロジーに25年以上投資してきた経験に基づき、またArmアーキテクチャと平行して開発されたArmコンパイラは、Armプロセッサー用に最も効率的なコードをビルドします。
モデル
Development Studioは、Fixed Virtual Platformと呼ばれる高速で機能精度の高いモデルとともに出荷されるため、ハードウェアがなくてもソフトウェアを開発できます。こうしたモデルには、最新のArmプロセッサー、メモリー、ペリフェラルが含まれ、ソフトウェア開発を早期に開始しやすくなっています。
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
ULINKpro
ULINKpro を使用すると、MDK と Arm Development Studio を使用して、デバイス上のアプリケーションをプログラム、デバッグ、および分析できます。プロセッサーの制御、命令のトレース、ブレークポイントの設定、メモリーへの読み取り/書き込みをすべてプロセッサーのフル スピードで実行します。
DSTREAM-ST
Armプロセッサーの最大限の可視性を実現する第2世代のArmデバッグプローブは、4ピンを介した2.4Gbpsの並列トレースや、ホストPCへのトレースデータの直接ストリーミング、Arm Development Studioによるシステムの自動検出、幅広いターゲットコネクタを搭載しています。
Fast Models
Fast Modelsは、正確で柔軟性のあるArm IPのプログラマービューモデルです。シリコン入手前にドライバー、ファームウェア、OS、アプリケーションなどのソフトウェア開発が可能です。
Keil MDK
Armベースのマイクロコントローラー・アプリケーションを開発するために、Keil MDKには組み込みアプリケーションの作成、ビルド、デバッグに必要なすべてのコンポーネントと、開発を加速化するソフトウェアパックが含まれています。