カスタムSoCの開発
Arm Development Studioは、ArmベースのSoCプロジェクト用に、エンド・トゥ・エンドの総合的な開発環境を提供します。 高速のIP評価から、SoCに最適化されたボードサポートパッケージ(BSP)まで、Armの主力製品であるツールスイートは、製品ライフサイクル全体を通じて半導体メーカーが利用できるシングルソリューションを提供します。
プロジェクトのあらゆる段階を支援するツール

コード
従来世代のツールよりユーザーエクスペリエンスが向上したDevelopment Studioには、柔軟なEclipse IDEが含まれています。 直感的なソースコード編集やプロジェクト管理のほか、バージョンコントロールなどの生産性を向上させるプラグインの統合を行うことができます。 特に、LinuxやWindowsのホストプラットフォーム上で有効に動作します。
.jpg?rev=49b38e7357e14ddca209be32bad89d97&revision=49b38e73-57e1-4ddc-a209-be32bad89d97&h=600&w=600&la=ja&hash=72B3CE354269F51EF78E6383E3422FF175439F42)
ビルド
Arm C/C++コンパイラは、ArmのベアメタルやリアルタイムOSのアプリケーション用のパフォーマンス、コード密度、アーキテクチャの精度、安全性において最先端を進んでいます。 コンパイラテクノロジーに25年以上投資してきた経験に基づき、またArmアーキテクチャと平行して開発されたArmコンパイラは、Armプロセッサー用に最も効率的なコードをビルドします。

デバッグ
このデバッグ環境1つで、開発者はコードをテスト、検証、最適化できます。 Armデバッガーは、DSTREAMデバッガーとの併用により、仮想プロトタイプや物理プロトタイプ上でのシームレスな開発、シンプルまたは複雑なSoC検出、高速なCoreSight追跡機能を可能にします。

最適化
Streamlineは、Linux、Android、ベアメタルの組み込みシステム全体を分析するツールです。 CPU、GPU、OSからパフォーマンス情報を受け取り、ソフトウェアの実行方法について開発者にヒントを与えます。 Streamlineは、ボトルネック、マルチスレッドの問題、非効率なリソース使用を、開発者がすぐに見つけられるよう支援します。

GPUコンテンツの最適化
コードの実行速度と同様にグラフィックによるエンドユーザーのエクスペリエンスが重要になる中で、OpenGL ES、Vulkan、OpenCL APIコールなどのグラフィックスコードを追跡し、複雑なフレームエフェクトを理解することが、問題の早期特定と解決につながります。 AndroidとLinuxのArmベースのターゲットをサポートするMaliグラフィックスデバッガーは、あらゆるAPIコールをインターセプトし、アプリケーションの分析や最適化すべき箇所の特定を行います。

モデル
Arm Cycle Modelと簡単に接続できるため、ベアメタルソフトウェアを開発してシステムレベルのデバッグを行うことができます。 また、代わりに Arm Fast Model に接続し、ハードウェアが利用できるようになる前にソフトウェアを協調設計することができます。 どちらの場合もSoC設計を大きく加速させます。
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
ULINKpro
ULINKproでは、MDKとArm Development Studioを使ってデバイス上のアプリケーションをプログラム、デバッグ、分析できます。 プロセッサーがフルスピードで実行されている間にも、プロセッサーの制御、ブレークポイントの設定、メモリの内容の読み書きができます。
Fast Models
Fast Modelsは、正確で柔軟性のあるArm IPのプログラマービューモデルです。シリコン入手前にドライバー、ファームウェア、OS、アプリケーションなどのソフトウェア開発が可能です。
Keil MDK
Armベースのマイクロコントローラー・アプリケーションを開発するために、Keil MDKには組み込みアプリケーションの作成、ビルド、デバッグに必要なすべてのコンポーネントと、開発を加速化するソフトウェアパックが含まれています。