機械学習のためのソフトウェアライブラリ

Armコンピューティングライブラリ(ACL)は、Arm Kleidiの重要なコンポーネントです。最新の開発者イネーブルメントテクノロジーと重要な開発者向けリソースを一つにして、AI開発を加速させ、Armベースのプラットフォームにおけるパフォーマンスを強化します。ACLは、Arm Cortex-A CPU、Arm Neoverse、Arm Mali GPUアーキテクチャ向けに最適化されたローレベルの機械学習関数の包括的なコレクションを提供し、優れたMLパフォーマンスを促進します。このライブラリは、MITオープンソースライセンスの許可に基づき無償で利用可能です。

Armコンピューティングライブラリは、他のオープンソース製品よりも優れたパフォーマンスを提供し、SVE2SME2を含む新しいArmテクノロジーやアーキテクチャの機能に迅速なサポートを提供します。

主な特徴:

  • CPUとGPUのための100を超える機械学習機能
  • 複数の畳み込みアルゴリズム(GEMM、Winograd、FFT、Direct)
  • 複数のデータ型をサポート:FP32、FP16、int8、uint8、BFloat16
  • 主要なMLプリミティブのマイクロアーキテクチャ最適化
  • 高度にコンフィギュラブルなビルドオプションにより軽量バイナリを実現
  • Kernel Fusion、高速演算イネーブルメント、テクスチャ利用などの高度な最適化技術
  • Open CLチューナーおよびGEMM最適化ヒューリスティックを使用したデバイス別、ワークロード別のチューニング

コンピューティングライブラリのダウンロード

特長とメリット

性能と効率

数十億台のデバイス、そしてPyTorch AIフレームワーク(OneDNN経由)に展開されているArmコンピューティングライブラリは、世界中のArm開発者に信頼を寄せられており、デフォルトのアクセラレーションを提供するとともに、市場投入までの時間を短縮します。

オペレーティングシステム(OS)にとらわれない

ライブラリは、現代のさまざまなLinuxおよびAndroid ArmベースのSoC (System-on-Chip)プラットフォームにデプロイされています。今日、Armコンピューティングライブラリは、スマートフォンやDTV、スマートカメラ、車載アプリケーションなどで使用されています。

Armベースのプロセッサー向けに実装

Arm Compute Libraryには、Arm Cortex-A CPUおよびArm Mali GPU用に実装されたソフトウェア機能の包括的なコレクションが含まれています。

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Chip image for Neoverse processor

Arm Neoverse CPU

Arm Neoverseプロセッサーは、最先端の性能とスケーラビリティを実現しながら、インフラストラクチャ市場全体の消費電力とTCOを大きく削減します。

Arm Cortex-A CPU

Cortex-Aプロセッサーシリーズは、リッチOSプラットフォームのホストCPUや複数のソフトウェア・アプリケーションの実行など、複雑な演算タスク用に設計されています。

Arm Mali GPU

Mali GPUには、グラフィックスおよびGPUコンピューティングテクノロジーの両方が組み込まれ、高性能スマートフォン、タブレット、DTVに低電力の多彩なスケーラブルソリューションを提供します。

Arm Compute Library関連情報

プロジェクトでの適切な判断に必要なさまざまな情報を得られます。テクニカルドキュメント、業界動向、エキスパートによるアドバイスの問い合わせ先が含まれています。

 

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