モーションセンサーが理学療法をデジタル化

理学療法は、身体を痛めたり、捻挫したりしたときの回復プロセスの一環として取り入れられることがよくあります。しかし、多くの患者は、費用やアクセス性の問題のために、必要な治療を受けられないことがあり、最終的により長い期間とより多くの費用のかかる治療が必要になってしまうことがあります。

Mbientlabsの新しいツールは、転帰の改善と回復の迅速化を目標として、理学療法の範囲を再定義し、理学療法をより手頃な価格でアクセスしやすくする支援をしています。

MIO Therapyは、アプリとArmのモーションセンサーテクノロジーを組み合わせた、理学療法士や作業療法士のためのバーチャルアシスタントです。

患者は、手首や膝、腰、背中など、対象とする関節や体の部位にセンサーを装着します。その後、ゲームやエクササイズをすると、センサーが可動域を正確に追跡・計算することができます。

臨床医は記録されたデータを使用してパフォーマンスを分析し、最適な治療コースを指示するとともに、クラウドベースのデータを使用して患者の進歩を追跡することができます。ゲーミフィケーションの要素によって患者がより意欲的にエクササイズを継続し、より治療指示に従うようになることで、治療時間の短縮に役立ちます。

ウェアラブルテクノロジーの進歩を従来の理学療法に取り入れることで、MIOは患者を中心に据えたデータ主導型のソリューションを創造し、楽しく、効果的な在宅リハビリテーションを実現しています。

注目のテクノロジー

MIOが提供する最先端のウェアラブルテクノロジーは、Arm Cortex-M4テクノロジーをベースとしたNordic Semiconductorのプロセッサーと、最新のBluetooth LE 4.2規格のトランシーバを使用しています。

ベンダー

MIO Therapy

パートナー

Nordic Semiconductor

Armテクノロジー

Arm Cortex-M4とBluetoothトランシーバ