Krtkl Snickerdoodle
高度に自動化されたインテリジェントなシステムに対する需要の高まりにより、統合と性能の厳しい要件を満たす洗練されたハードウェアおよびソフトウェアツールが必要とされています。プロトタイプから量産へのプラットフォームであるsnickerdoodleは、メカトロニクス製品や高帯域幅製品の開発を簡素化し、加速させるために設計されています。
モーター制御からコンピュータービジョンまで、ソフトウェア再構成が可能なsnickerdoodleは、コンポーネントの統合やハードウェアベースのアルゴリズムアクセラレーションを簡単かつ安価で実現します。また、snickerdoodleは、180のコンフィギュラブルな入出力に加え、内蔵のワイヤレス接続とパワーマネジメント機能を搭載しており、高性能なシステムとサイズ・重量・消費電力(SWaP)が限られたシステムの両方に最適です。Ubuntu Linux、FreeRTOS、PYNQ(PythonでのFPGA構成)をそのままサポートします。
現在、snickerdoodleは次のようなアプリケーションに使用されています。
- スマートリテールやプロセスオートメーションのためのマルチカメラ同期とビデオ圧縮
- 産業用ロボット、自動運転車のビジョンおよびナビゲーションシステム開発におけるリアルタイムモーター制御、経路プランニング、衝突回避
- 軍事・防衛用低電力/高耐久性リモートセンシング
- 環境チャンバー製品ライフサイクルテストの自動化
- 予防保全のためのデータ収集/処理
IoT製品の構築に適したプロトタイプから量産へのプラットフォーム
snickerdoodleは、XilinxによるデュアルコアCortex-A9 ArmベースのFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)システムオンチップ、Zynqを搭載しています。Armエコシステムの広範なコミュニティとツールをプログラマブルロジックZynqの柔軟性と組み合わせることで、幅広いアプリケーションに対応しています。
また、FreeRTOSを稼働するCortex-M0マイクロコントローラーを搭載し、microUSB対UARTのシリアルコンソールブリッジング、ユーザーインターフェイスのLEDやボタン、ブートモード選択、パワーレールシーケンス、超低電力モード(「ディープスリープ」で10mW未満)、無線アンテナ選択などのタスクを処理しています。