OpenMVカメラ
マシンビジョンは、音声認識技術がコンピューターの耳として機能するように、コンピューターの目として用いるための技術です。センサーやカメラで画像を取得・デジタル化し、そのデータ処理を行い、適切なアクションを実行します。
マシンビジョンは、産業分野でコスト削減や品質向上に最も広く使用されている一方で、メーカーや趣味を楽しむ人たちのコミュニティでも画期的なイノベーションを促進しており、OpenMV Camはそれを主導しています。
OpenMV Camは、低コストで拡張可能なPythonでプログラムされたマシンビジョンモジュールです。ユーザーはPythonでプログラムを行い、カメラに映し出されたものに対して事前にコード化されたマシンビジョンアルゴリズムを実行し、実世界のI/Oピンを制御します。
カメラは顔検出や最大16色の追跡、ビデオ録画のほか、グラフィックスやテキストのオーバーレイも可能です。また、バーコードの読み取りやQRコードのデコーディングも可能で、ロボットによる色付きオブジェクトの追跡や線の追跡を可能にします。
注目のテクノロジー
OpenMV Camは、オンボードカメラを搭載した極めて強力なArduinoのようなもので、ARM Cortex-M7テクノロジーをベースとし、216MHzで動作するSTMicroelectronicsのSTM32F765VIプロセッサーと、512KBのRAM、2MBのフラッシュを装備しています。