ウェアラブル子供用発熱モニター

医療エンジニアのJohannes Kreuzer氏と起業家であるその妻Greta氏は、彼らの3歳の娘がウィルス感染と高熱により熱性けいれんを起こしたことをきっかけとして、体温と動きを継続的にモニタリングし、そのデータと処置の提案を保護者や介護者のスマートフォンに直接送信できる小型耳式体温計、degree°を開発しました。

degree°は、Kreuzer氏が以前に開発した持久力を必要とするプロのアスリート向け耳式体温・心拍モニターであるCosinuss Oneをベースとしています。重量わずか5gほどのdegree°は、±0.1℃以内の精度を備え、子供の耳に快適かつセキュアにフィットするように設計されています。

病気の間、定期的に体温を測定するために寝ている子供の邪魔をすることなく、degree°は保護者や介護者にリアルタイムのデータと分析へのアクセスを提供し、また子供の体温が高すぎたり、急激に上昇しすぎたりすると警告を発します。

注目のArmテクノロジー

degree°の小さな部品は、ARM® Cortex®-M4プロセッサーテクノロジーをベースとして実現されたNordic SemiconductorのSoCによって駆動されています。データはイヤーピースに保存され、対応スマートフォンアプリにBluetooth® Low Energyを介してオンデマンドで送信されます。Cortex-M4の設計は電力効率に優れており、毎秒1回送信しても7日間のデバイスの連続動作が可能です。

ベンダー

Cosinuss

パートナー

Nordic Semiconductor

Armテクノロジー

Arm Cortex-M4