Arm、新たなパートナーシップを通じて迅速なIoTソフトウェア開発を支援

November 11, 2022

 

発表の概要:

  • Armの開発ツールをGitHub Actionsに統合、IoT/組み込み開発者のワークフローを加速し市場投入期間を短縮
  • QeexoおよびNota AIがArm Virtual Hardwareを統合、MLワークロードのアクセシビリティを向上し、デプロイを容易に

英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)はこのたび、開発者のワークフローを加速させることを目指し、GitHub、Qeexo、Nota AIの各社との新たな協業を発表しました。Armが1年前に発表したArm Virtual Hardwareは、Armのサブシステムとサードパーティの開発ボードの仮想モデルを提供するクラウドベースのサービスです。これにより、ソフトウェア開発者、OEM、サービスプロバイダーは、ソフトウェアの開発作業のさらなる短縮が可能となります。Arm Virtual Hardwareを使用すれば物理チップの完成を待つ必要がなくなり、複雑なハードウェアファームの構築・保守という煩雑な作業なしに、ソフトウェアとハードウェアを共同設計できます。MLOpsやDevOpsのフローなど、よりモダンな開発プラクティスを大規模に利用できることから、こうしたアプローチは、組み込みシステム開発者からの支持を獲得しています。Armは本年、サードパーティの開発キットのモデルを本サービスに追加しており、革新的なIoT製品の開発期間がさらに短縮されることで、開発者はより大規模かつ多様な市場に対応できます。

ArmのIoT事業部門シニア・バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるポール・ウィリアムソン(Paul Williamson)は、次のように述べています。「それぞれの選択した開発環境においてワークフローを合理化するため、選択肢とサポートのさらなる拡充が求められる中、Armの開発者コミュニティからは極めて好意的なフィードバックが寄せられています。Armが目指しているのは、イノベーションの現場で必要なツールが開発者に与えられる環境です。このたびの新たなパートナーシップにより、Arm Virtual HardwareをはじめとするArmのクラウドベースの開発ツールのネイティブ統合を提供し、開発者のワークフローを加速できることを大変嬉しく思います」

Arm Virtual HardwareGitHub Actionsで利用可能に

9千万人以上の開発者に利用され、今も拡大を続けるGitHubは、モダンなソフトウェア開発フローの進化の中核をなす存在です。ハードウェア面では、Armのコンピューティング・フットプリントは、IoTや組み込みなど複数の市場に広がっており、Armベースチップの累計出荷個数は2,300億個に上ります。GitHubとArmは現在、Armの組み込みデバイスの開発者体験のさらなる進化に向けて協業しており、ビルド、テスト、デプロイのパイプラインを自動化する開発者向けCI/CDプラットフォームであるGitHub ActionsにArmの開発ツールを統合しています。クロスコンパイラやArm Virtual HardwareなどのArmツールをネイティブに利用できることで、IoT/組み込み開発者は作業のさらなる迅速化を図りつつ、Armベースチップを最大限に活用できるようになります。

開発者は今後、ArmコンパイラとクロスコンパイラをGitHub Actions上でネイティブに使用しつつ、セルフホステッドランナーとGitHubホステッドランナーを通じて、Corstoneベースの演算システムとArm Cortex-MプロセッサーのArm Virtual Hardwareモデルを利用できるようになりました。プラットフォームとして開発者の信頼を集めるGitHubに対し、Armは開発ワークフローとCIワークフローの短縮というArm Virtual Hardwareの優位性をもたらします。11月9日~10日に開催の「GitHub Universe」では、最新の統合機能に関するプレビューデモが行われたほか、開発者の作業開始をサポートするガイドの公開も開始しています。

クラウドベースのAutoMLのリーダー各社がArm Virtual Hardwareを採用

いかなる作業環境であっても開発者がArm Virtual Hardwareの優位性を活用できるよう、Armは、クラウドベースの開発ワークフローの主要プロバイダーのサービスを対象に、Arm Virtual Hardwareの統合をサポートしています。そしてこのたび、ArmはAI分野での2つの重要なマイルストーンを発表しました。QeexoとNota AIの両社がArm Virtual Hardwareを統合し、年内にはそれぞれのプラットフォームの開発ターゲットとして利用可能になります。これらのAutoMLプラットフォームは、MLワークロードのアクセシビリティと容易なデプロイのパラダイムを一変させるもので、Arm Virtual Hardwareを通じたArmの目標とも合致しています。Armはこれらのパートナーと協力し、開発者による作業の迅速化を支援することで、最新のイノベーションを市場に投入し、IoTの大規模な機会に対応していきます。

 

Arm Virtual Hardwareの提供開始により、ArmはIoT/組み込みデバイスのソフトウェア設計を大幅に簡素化・迅速化しており、上記はこれまでの進展を裏付ける最近の動向のごく一部に過ぎません。クラウドベースの複数のAI/IoTツールチェーンはすでに、Arm Virtual Hardwareを自社のサービスに直接統合しており、開発者にとっては、作業をより迅速に開始し、大規模なテストを実施して、イノベーションをより短期間で市場投入できます。IoT/組み込み市場におけるArmの現在進行中の投資とパートナーシップの拡大により、開発者は今後も、Armベースの未来に向けたイノベーションを実現できます。

Armについて

Armのテクノロジーは、コンピューティングとデータによる革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れたプロセッサー設計とソフトウェアプラットフォームは、2,400億個以上のチップを通じて高度なコンピューティングを実現し、センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、あらゆる製品をセキュアにサポートしています。Armは1,000社以上のパートナーとともに、チップからクラウドまで、AI駆動のコネクテッド社会の中核となるコンピューティングのあらゆる分野において、設計、セキュリティ、管理を支えるテクノロジーの最先端を担っています。

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