Arm、レネ・ハースを最高経営責任者に任命
発表の概要:
- Armのレネ・ハース(Rene Haas)が、サイモン・シガース(Simon Segars)の後任としてArmの最高経営責任者(CEO)に就任し、Armの取締役会にも参画
- IPOへの準備に向け、ハースの指揮のもとArmは新たな成長戦略を加速
2022年2月8日、英国ケンブリッジ発 ― 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は本日、同社取締役会が、半導体業界で35年の実績を有するレネ・ハース(Rene Haas)を、最高経営責任者(CEO)および取締役会メンバーに任命し即日発効したことを発表しました。 ハースは、同社に30年間在籍し最高経営責任者および取締役会メンバーを退任したサイモン・シガース(Simon Segars)の後任を務めます。当面の間、シガースはArmの顧問としてリーダーシップの移行をサポートする予定です。
ソフトバンクグループ株式会社の代表取締役 会長兼社長執行役員である孫 正義氏は、次のように述べています。「レネは、株式市場への再参入に向けArmの成長を加速させるために相応しいリーダーです。また、過去30年にわたるサイモンのリーダーシップ、Armへの貢献と献身に感謝します」
ハースは次のように述べています。「Armが市場で強みを発揮できる機会がかつてないほど大きくなった今、世界で最も影響力のあるテクノロジー企業を率いることを光栄に思います。業界で最も広範なコンピューティング・アーキテクチャのイノベーターとして、Armはスマートフォン革命の中核となる技術を提供し、世界中の人々の生活を変えました。現在、私たちはAI、クラウド、IoT、オートモーティブ、メタバースといった多様な需要に対応できる独自の立ち位置を確立しています。そして不確実性をはらんだ過去数ヶ月を経て、私たちは成長戦略に移行し、再び世界中の人々の生活を変えていくための新たなエネルギーに満ち溢れています」
シガースは次のように述べています。「Armは私の仕事人生を決定づけた場所あり、新卒エンジニアからCEOへと成長する機会を与えられたことに非常に感謝しています。レネのリーダーシップが将来のArmを成功へ導くことを強く確信しており、会社を次の章へと導くのに、これ以上の適任者はいません」
ハースは、2017年からArmのIPプロダクトグループ(IPG)のプレジデントを務めています。同氏のリーダーシップのもと、IPGは業界最大のソフトウェア開発者エコシステムだけでなく、インフラストラクチャやオートモーティブなどの成長市場向け製品への投資を拡大しました。これらの投資により、Alibaba、Ampere、AWS、Bosch、Denso、Mobileye、TelechipsなどのArmエコシステムへの新規参入が実現し、現在の会計年度に記録的なロイヤルティ収入、ライセンス収入、および利益を達成できる見通しです。
2013年にArmに入社する以前は、NVIDIA社に7年間在籍しコンピューティング製品事業担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるなど、アプリケーション・マネジメント、アプリケーション・エンジニアリング、およびプロダクト・エンジニアリングの職務を歴任しました。
Armについて
Armは、業界最高の性能と電力効率に優れたコンピューティング・プラットフォームであり、コネクテッドな世界における人口の100%に貢献する比類のないスケールを備えています。Armは、演算に対する飽くなき需要に応えるため、世界をリードするテクノロジー企業に先進的なソリューションを提供し、各社がAIによるかつてない体験や能力を解き放つことができるよう支援しています。世界最大のコンピューティング・エコシステムと2,000万人のソフトウェア開発者とともに、私たちはArm上で築くAIの未来を形作っていきます。
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