Cortexマイクロコントローラー・ソフトウェア・インタフェース規格(CMSIS)
CMSISは、一貫したデバイスサポート、プロセッサーと周辺機器へのシンプルなソフトウェア・インタフェースを可能にし、ソフトウェアの再利用を簡素化します。また、CMSISを利用することで、マイクロコントローラー開発者の習熟時間を短縮し、新しいデバイスの市場投入までの時間を短縮します。
CMSISはGitHub上でパブリックに開発されています。
特長とメリット
コスト削減のために標準化
CMSISは、ソフトウェア・コンポーネント管理やリファレンス・デバッガー・インタフェースなどの分野にも拡大しています。 すべてのCortex-Mシリコンベンダー製品にわたってソフトウェア・インタフェースを標準化することは、大幅なコスト削減を意味します。
共通の方法でソフトウェアの再利用が容易になる
シリコンおよびソフトウェアベンダーと密接に連携して定義されたCMSISは、周辺機器、リアルタイム・オペレーティング・システム、およびミドルウェア・コンポーネントへのインタフェースとして共通のアプローチを提供します。
一貫したシステム起動と周辺機器へのアクセス
標準化されたCMSIS-COREは、5000以上の異なる機器に実装されており、新しい機器の使用開始やマイクロコントローラー間でのソフトウェアの移行を容易にします。
エキスパートに聞く
複雑なソフトウェアシステムにより、さまざまなモジュールのインターワークと基盤となるハードウェアの機能を理解することが重要です。Armベースのプロセッサーに関する質問がある場合、Armのエキスパートに質問してください。
CMSIS関連情報
プロジェクトでの適切な判断に必要なさまざまな情報を得られます。 テクニカルドキュメント、業界動向、エキスパートによるアドバイスの問い合わせ先が含まれています。
- CMSIS-RTOSはミドルウェアおよびライブラリコンポーネントとの一貫したソフトウェア層を可能にするAPIです。
- CMSIS-DSPライブラリは、ArmがさまざまなCortex-Mプロセッサーコア用に最適化したリッチなDSP機能のコレクションです。
- CMSIS-Driverインタフェースは多くのマイクロコントローラー・ファミリで利用可能です
- CMSIS-Packはソフトウェア・コンポーネントを含むソフトウェアパックの構造を定義します。
- CMSIS-SVDファイルは現在のレジスタ状態を持つデバイス周辺機器の詳細表示を可能にします
- CMSIS-DAPは、Cortexデバッグアクセスポート(DAP)への標準化されたインタフェースです。
- CMSIS-NNは効率的なニューラル・ネットワーク・カーネルのコレクションです。