ARMは、CoreSightソリューションの一部として、一式の包括的なリアルタイム トレース マクロセルを提供しています。
- ARMプロセッサ リアルタイム トレース マクロセル(ETM/PTM):ARMプロセッサ上でのソフトウェアの実行を監視
- インストルメンテーション トレース マクロセル:高レベルのソフトウェア インストルメンテーション(print形式のデバッグ、OSおよびアプリケーション イベント)
- バス トレース マクロセル:コア トレースでは把握できないバス情報を可視化
Embedded Trace Macrocellをお勧めする理由
開発者がエンベデッド システムをデバッグまたは最適化する場合、主に2つのオプションを利用できます。
- 従来型デバッグ: 通常は、プロセッサを停止するブレークポイントまたはウォッチポイント、あるいはその両方を設定します。そこからデバッグポートを介してレジスタまたはメモリの内容を確認または変更し、シングル ステップ実行を行ってプログラムの動作を検証します。
従来型デバッグでは、実行の制御とコードのデバッグを行うことができますが、いくつかのデメリットがあります。- 侵入型: システムの動作がデバッグの影響を受けます。
- プロセッサを停止する要件:アプリケーションによっては、プロセッサを停止できないものもあります(ハード ディスク、自動車など)。
- 非リアルタイム: リアルタイムで動作するソフトウェアをデバッグするために使用できません。
- パフォーマンスの可視性なし: ソフトウェアのパフォーマンスを監視できません。
- リアルタイム トレース: システムの実行中、トレース マクロセルは命令またはデータ転送を収集し、この情報を圧縮してリアルタイムでオフ チップに転送するか、オンチップに保存して後で処理できるようにします。
トレースは、開発ワークステーション内のソース コードと事後マージされて、その後の分析を可能にします。
CoreSight Embedded Trace Macrocellは、プラットフォーム上でのソフトウェアの動作をリアルタイムで分析することにより、製品開発を容易にし、高品質の最適化されたソフトウェアを提供することを可能にします。
ETMおよびPTMの主な機能と特長は以下のとおりです。
主な機能 | 主な特長 |
|---|---|
| パフォーマンスのオーバーヘッドなしにフルスピードでコアをトレース | 実行中のシステムをリアルタイムでトレース&デバッグ |
| サイクルに厳密なトレース | パフォーマンスの最適化と"適時の(always-in-time)"コード検証のためにプログラム実行時に重要なタイミングを収集 |
| 広範なシーケンシャル トリガ ロジックとオンチップ フィルタ条件によるキャプチャ対象データの制御 | 検査するイベントの周囲のプログラム アクティビティをキャプチャ 長時間にわたってトレースを表示 |
| トレース データの高圧縮(Cortex-A9の場合、命令あたり最大0.4ビットのトレース) | 高い可視性によるピン数の削減またはトレース バッファの縮小 |








