CoreSightシステム トレースによって実現されるシステム可視性
ソフトウェア、システム、およびハードウェアのエンジニアにとって、電力に最適化された高性能システムをより短い開発サイクルで提供するためには、完全なシステムの可視性が非常に重要になります。
新しいARM CoreSightシステム トレース マクロセル(STM)は、ソフトウェアおよびハードウェアの実行に対する低コストのリアルタイム可視性を、すべてのソフトウェア開発者(特にアプリケーションおよびカーネル開発者)にまで拡げ、サプライ チェーン全体にわたるARMプロセッサ搭載デバイス上での多機能で最適化された低電力ソフトウェアを可能にします。
低レイテンシ、高性能ソフトウェア インストルメンテーション
STMでは、低レイテンシで高帯域幅のprintf形式のデバッグ機能が用意されています。システム動作を変更することなくソフトウェアに対するより高い可視性を得られるため、開発者は、ARMプロセッサ ベースのシステム上でソフトウェアの開発と最適化を容易に行うことができます。
STMの特長は以下のとおりです。
- カーネルおよびユーザ スペースの低レイテンシで高帯域幅の非侵入型タイムスタンプ付きソフトウェア インストルメンテーションです。システムの動作に影響を与えることなく、ソフトウェアがソフトウェア内でどのように実行されるかに関する高い可視性をソフトウェア開発者に提供します。
- インストルメンテーション トレースに関する業界標準であり、任意のマスタで実行されているソフトウェアでこのリソースを使用することを可能にします。
- マルチプロセッサおよびプロセスが互いを認識することなくSTMにアクセスすることを可能にするスケーラブル ソリューションです。STMは65,536本のチャネルをサポートするため、高いスケーラビリティを実現します。
システム パフォーマンスの調整とデバッグ
STMは、システム開発者に対して、ソフトウェアとハードウェアのインタラクションに関するタイミングに厳密なオンチップ可視性を提供します。これにより、ARMシリコン パートナーおよびOEMは、SoCをさらに高度に最適化し、より短時間にプラットフォームを市場に投入することができます。
業界標準
CoreSightシステム トレース マクロセルは、すべての市場においてシステムの可視性を高める業界標準を提供します。ARM STMは、2010年内にすべての主要ツール ベンダによってサポートされる予定です。
STMは、業界標準のEmbedded Trace Macrocell®(ETM®)を補完するもので、MIPI®システム トレース仕様に準拠しています。





