概要
CPUからオフチップ メモリへの通信は、多くのSoCでパフォーマンスのボトルネックになっています。
レベル2キャッシュ コントローラは、オンチップのメモリ アクセス レイテンシを、オフチップのデータへのアクセスの10~25%というレベルまで低減することによって、CPUパフォーマンスを向上させます。同時に、オフチップ メモリに対するCPUのアクセスが削減され、その分のリソースが他のマスタ用に解放されます。オンチップ アクセスの消費電力は、通常、オフチップの場合よりも1桁小さいので、レベル2キャッシュ コントローラは、電力効率にも非常に貢献します。
AMBAレベル2キャッシュ コントローラは、CPUに組み込むことも、スタンドアロン コンポーネントとして提供することもできます。どちらの場合も、プロセッサの要件を満たし、AMBA AXIまたはAHBとの接続が簡単にできるように、設計されています。
製品群の概要
| 製品 | プロトコル | 説明 | サポートされているプロセッサ |
|---|---|---|---|
| L2C-310 | AXI | ARMの最新AXI CPUに対応するように設計および最適化されてた高性能のAXIレベル2キャッシュ コントローラ。 | すべてのAXIプロセッサ、特にCortex-A9、Cortex-A5、Cortex-R4、ARM11MPCore、ARM1176、ARM1156、Mali-200 |
| L2C-210 | AHB | ARM1136およびARM926ベースのSoCを最適化するように設計されていた、実績のあるAHBレベル2キャッシュ コントローラ。 | ARM1136、ARM926 |
AMBA AXIプロセッサ用L2C-310
L2C-310は、すべてのAMBA AXIベースのプロセッサを最適化するように設計された、高性能のAMBA AXIレベル2キャッシュ コントローラです。 ARMの最新の高性能Cortex™プロセッサ(Cortex-A9、Cortex-A5プロセッサなど)と動作するように設計および最適化されているため、Cortex-A9プロセッサとともに使用された場合のパフォーマンスは250%まで上昇します(図1)。
L2C-310は成熟したIPで、Cortex-A9プロセッサやその他のARM AXIプロセッサとともに、広くライセンス供与されています。ARMは、L2C-310をCortex-A9ハード マクロ実装の2 Ghz部分で動作させるデモンストレーションを行いました。
L2C-310は、ARM AXIプロセッサで最適なパフォーマンスが得られるように設計されていますが、任意のAXIマスタと接続できるため、多くのプラットフォームで再利用できます。
図1: 256 KBでのL2C-310がWebページ表示時のCortex-A9のパフォーマンスを200%以上に向上

AMBA AHBプロセッサ用L2C-210
L2C-210は、豊富な実績と、技術的に成熟したAHBレベル2キャッシュ コントローラで、現在では大量生産されるARM1136およびARM926ベースの多くのプラットフォームに実装されています。そのようなプラットフォームには、Freescale i.MX31などがあります。
実装が容易で、AHBベースのARM1136およびARM926プラットフォームの性能を高めるのに最適です。通常は、最大100%のパフォーマンスの向上が実現され(図2)、AHBプラットフォームに新しいサービスを供給します。
図2: ARM1136EJ-SでのMPEG4のデコードの相対パフォーマンス




