ARM VFPの浮動小数点機能は、自動車のパワー トレインやボディ制御アプリケーションのほか、イメージング アプリケーション(印刷におけるスケーリング、変換、フォント生成、グラフィックスにおける3D変換、FFT、フィルタリングなど)の浮動小数点演算性能を高めます。 インターネット機器、セットトップ ボックス、ホーム ゲートウェイに代表される次世代コンシューマ製品は、ARM VFPによって大きな恩恵を受けることができます。
VFPのアプリケーション
- 自動車制御アプリケーション
- パワー トレイン
- ABS、トラクション制御、アクティブ サスペンション
- 3Dグラフィックス
- デジタル コンシューマ製品
- セットトップ ボックス、ゲーム コンソール
- イメージング
- レーザー プリンタ、デジタル スチル カメラ、デジタル ビデオ カメラ
- 産業用制御システム
- 動作制御
ARM VFPによって実現される浮動小数点のダイナミック レンジと精度は、産業分野や自動車分野のさまざまなリアルタイム制御アプリケーションで大きな効果を発揮します。 自動車のパワー トレイン、アンチロック ブレーキ、トラクション制御、アクティブ サスペンション システムはいずれも、本質的に精度と予測可能性が求められる極めて重要なアプリケーションです。
VFPアーキテクチャのバージョン
ARMv7より前のアーキテクチャでは、VFPはVector Floating-point Architectureを表し、ベクタ演算に使用されていました。
ハードウェア浮動小数点演算機能は多くのアプリケーションに不可欠であり、高度な設計ツール(MatLab、MATRIXx、LabVIEWなど)を使用してSoC(System on Chip)設計フローに組み込むことによって、システムを直接モデリングし、アプリケーション コードをドライブすることができます。 NEON™マルチメディア処理機能とハードウェア浮動小数点処理を組み合わせることによって、スケーリング/2D/3D変換、フォント生成、デジタル フィルタなどのイメージング アプリケーションの性能を高めることができます。
VFPは大きく次の3つのバージョンを経て現在に至っています。
- VFPv1は廃止されました。 詳細については、ARMまでお問い合わせください。
- VFPv2は、ARMv5TE、ARMv5TEJ、ARMv6アーキテクチャのARM命令セットに対するオプションの拡張機能です。
- VFPv3は、ARMv7-AプロファイルとARMv7-RプロファイルにおけるARM、 Thumb®、ThumbEEの各命令セットに対するオプションの拡張機能です。VFPv3は、32個または16個のダブルワード レジスタを使用して実装されます。 この2つの実装方法を区別するために、VFPv3-D32およびVFPv3-D16という用語が使用されます。 VFPv3は、半精度浮動小数点と単精度浮動小数点間で双方向の変換機能を備えた半精度拡張機能によって拡張できます。





