HDD、cSSD、eSSD向けの高信頼性、且つ、高性能ソリューション
Armテクノロジーは、ストレージ・デバイス・コントローラーや内蔵ストレージから、ハードディスクドライブ(HDD)、消費者レベルのソリッドステートドライブ(cSSD)、エンタープライズレベルのソリッドステートドライブ(eSSD)に至るまで、何十億ものストレージアプリケーションで活用されています。モノのインターネット(IoT)とデジタル化がデータセットの増加とワークロードの複雑化の一因になっていることから、信頼性が高く、セキュアで効率的なプラットフォームにストレージドライブを構築することが必須になっています。
当社のエネルギー効率の高い検証済みのプロセッサー、システムIP、セキュリティを世界最大のパートナーエコシステムと組み合わせることにより、迅速でシンプルかつコスト効率の高い開発が実現します。
価値と性能を向上させるArmのストレージソリューション
ArmのCortexプロセッサーとシステムIPは、ストレージデバイスの複雑な計算タスク向けに設計された高性能でエネルギー効率の高いソリューションを提供します。
実績のあるArmテクノロジーは、これまでに数十億ものストレージデバイスに統合され、開発の最適化を支援し、成功の基盤を築いてきました。
すぐに実行できるLinuxのオープンソースコード、クラウドネイティブ・ソフトウェア・テクノロジー、Armのツールチェーンを組み合わせることで、ストレージソリューションの開発を早める基盤を提供しています。
コンピュテーショナル・ストレージで速度、電力効率、拡張性を向上
企業は、データを迅速に、安全に、効率的に生成、保管、処理するインフラストラクチャとテクノロジーを求めています。コンピュテーショナル・ストレージを利用すると、企業は高性能プロセッシング能力をストレージデバイスに直接提供して、ビッグデータから最大限のメリットを得ることができます。重要な情報や分析にすばやく簡単にアクセスできる企業は、市場の状況や傾向を変える意思決定やイノベーションを行うことができます。
革新的な組み込み、HDD、およびSSDストレージ・アプリケーション向けのArmテクノロジー
Cortex-R82
64ビットのCortex-R82は、MLワークロードを高速化するためのArm Neonテクノロジーと、リッチOSを実現するためのオプションのメモリ管理ユニット(MMU)をサポートしています。データセンター、eSSD、コンピュテーショナル・ストレージ・ドライブ(CSD)に適しています。
Cortex-R8
Cortex-R8は、高性能でリアルタイムのアプリケーション向けに最適化されています。高い柔軟性と拡張性を低レイテンシーおよび電力効率と組み合わせて提供し、ストレージコントローラーやモデムに適していることから、データを可能な限り高速で移動させることができます。
Cortex-R5
HDDおよびSSDマスストレージシステム向けに、Cortex-R5プロセッサーは、さまざまなストレージアプリケーションで求められるプロセッサーの性能、信頼性、リアルタイム応答性の最適なバランスを実現します。
Cortex-A55
Cortex-A55は、Armの最も強力で高効率のミッドレンジCortex-Aシリーズプロセッサーです。DynamIQテクノロジーをベースに構築されており、ハイエンドのエンタープライズデバイスやデータセンターデバイスなどの複雑なコンピューティングタスクに適しています。
Cortex-M55
Arm Heliumベクタ処理テクノロジーを採用した初のプロセッサーであるCortex-M55は、AIに最も適したCortex-Mプロセッサーです。ストレージソリューションを対象として、強化された電力効率のよいDSPおよびML性能を提供します。
Cortex-M7
Cortex-M7はCortex-Mファミリの中で最高性能を誇るプロセッサーで、スマートフォンやノートパソコンのcSSDのUniversal Flash Storage (UFS)コントローラーなど、コスト重視で消費電力に制約のあるソリューション向けに設計されています。
早速ストレージソリューションに取り掛かりましょう
Arm Flexible Accessには、組み込みストレージ、HDDドライブ、eSSDドライブとcSSD
ドライブの両方でSoC (System-on-Chip)の評価、プロトタイプ作成、設計を簡単に行う
方法が用意されています。実績のあるIP、ツール、トレーニングによって市場投入までの時間を短縮します。
Computational Storage Technical Work Group (TWG)を含むStorage Networking Industry Association (SNIA)の一員であることを、誇りに思います。