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ARM The Architecture For The Digital World  

ST-エリクソンとARM、次世代のマルチコア・モバイル・プラットフォーム上Androidのサポートを可能に

15 February 2010

両社の協力が、スマートフォンの性能とバッテリ寿命を向上

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)とST-エリクソン社は、スペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congressで、デュアルコアのARM® Cortex™-A9 MPCore™プロセッサを使用した高性能、高電力効率のST-エリクソンのプラットフォームでAndroidを実行することを踏まえ、両社が共同でAndroidを対称型マルチプロセシング(SMP)に最適化すると発表しました。この次世代プラットフォームは、Androidハンドセットのマルチタスキング機能とピーク性能を高め、なおかつ極めて低い消費電力を維持します。AndroidでのSMPサポートは、Androidハンドセットの性能と機能を一段とレベルアップし、高度なWebコンテンツおよびマルチメディア、最新の位置情報サービス、ソーシャル・ネットワーキング、魅力的なユーザ・インタフェースなどの利用を可能にすると期待されます。

高度なマルチメディア・アプリケーション、常時接続、ハンドセットでの完全なWeb利用に対する消費者の需要は、機器のバッテリ寿命にかつてない重要性を提起しています。現在、パソコンやサーバには、パワー・マネジメント技術によって動的、静的な消費電力を大幅に引き下げ、機器の性能と電力効率を最大化するマルチコア・アーキテクチャが広く採用されていますが、ARM MPCoreテクノロジーは、それを上回る利点を備えています。ST-エリクソンとARMの協力による最適化技術は、Androidオープン・ソース・コミュニティにフィードバックされ、広く利用されることになります。

Screen Digest誌のモバイル・メディア責任者でありシニア・アナリストであるRonan de Renesse氏は、次のように述べています。「携帯電話を、電話やショート・メッセージだけに使うという考え方は、過去のものです。モバイル・データ・サービスおよびアプリケーションからの収益は、今後4年間で2倍の1,000億ユーロに達すると予測されます。マーケット・ポテンシャルを最大限に生かすには、新しいモバイル機器がもっと汎用的でなければなりません。Webブラウジングがスマートフォン上で最も人気のアプリケーションである現在、優れたブラウジング機能を提供することもメーカにとって極めて重要です。」

ST-エリクソンとARMがAndroidをCortex-A9 MPCoreプロセッサでのSMPに最適化することにより、機器メーカは、従来のフィーチャー・フォンのコストと消費電力で、高度なスマートフォンに対する需要の増大に対応することが可能となります。

ARMマルチコアCortex-A9 MPCoreアプリケーション・プロセッサとMali-400™グラフィック・プロセッサをいち早く統合したST-エリクソンのチップセット、U8500プラットフォームは、アプリケーションのピーク性能を提供しつつ、1回のバッテリ充電で120時間の音声再生または12時間のフルHDビデオ再生に対応します。

ST-エリクソンの3Gマルチメディア・プラットフォーム・ビジネス・ユニット担当バイスプレジデントであるTeppo Hemia氏は、次のように述べています。「オープン・ソースを強く支持する当社は、既にARMマルチコア・テクノロジーに対する最適化をAndroid に加えており、オープン・ソース・コミュニティにさらに貢献することで、消費者に革新的な機能をお届けしたいと考えています。当社とARMとの協力は、Androidおよびモバイル業界の高度なマルチコア・プロセッサへの移行を促進し、低消費電力を維持しつつ、性能のスケーラビリティを大幅に高めると期待しています。」

ARMのマーケティング担当執行副社長であるIan Drewは、次のように述べています。「ST-エリクソンとのパートナーシップは、Androidハンドセットの性能と機能をレベルアップし、より豊かで高度なモバイル・ウェブの利用を可能にします。デバイス・リソースをオンデマンドで使用するARM Cortex-A9 MPCoreマルチコア・プロセッサは、低消費電力とオンデマンド性能が重視されるハンドセット市場の事実上の標準へと急速に成長しつつあります。」

対称型マルチプロセシングとは
対称型マルチプロセシングは、ARM Cortex-A9 MPCoreプロセッサなどのマルチコア・プロセッサを低い電圧と周波数で動作させることで、消費者が1回の充電でより長く機器を利用できるようにするものです。タスクを実行するために1つのプロセッサが最大限に動くのではなく、複数のコアが低い速度で同時に動作します。このため、チップ全体の動作温度が下がり、リーク電力が削減されます。SMPシステムは、大幅に少ない消費電力で、大型で高速のシングルコア・プロセッサと同じレベルの性能を発揮することができます。また、別々のコアに並列負荷を分散できるため、ユーザは、バッテリ寿命を犠牲にすることなく、機器の迅速な反応を得、Webウィジェット、マルチメディア機能、通信機能を高速で同時に実行することで、モバイル機能を豊かに楽しむことができます。

ST-エリクソンについて

ST-エリクソンは、幅広いモバイル テクノロジを網羅した、革新的なモバイル・プラットフォームと最先端のワイヤレス半導体ソリューションの完全なポートフォリオを開発、提供している世界的リーダー企業の1社です。同社は携帯端末製造最大手各社へのトップサプライヤであるとともに、その製品とテクノロジは今日市場に出回っているすべての携帯電話の半数以上に採用されています。2009年の売上高(暫定値)はおよそ36億ドルに達しています。ST-エリクソンは、STマイクロエレクトロニクスおよびエリクソンによる対等出資(50:50)の合弁企業として2009年2月に設立され、本社はスイス・ジュネーブに置いています。ST-エリクソンの詳細は、Webサイトwww.stericsson.comをご覧ください。

ARM社概要

ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、32 ビット組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウエア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速コネクティビティ製品、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社日本語Webサイト(http://www.jp.arm.com/)や、以下リンク(英語)をご覧ください。

※ARMはARM社の登録商標です。CortexとMali-400、MPCoreはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan Limited、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc.、ARM Germany GmbH、ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.、ARM Norway, ASおよびARM Sweden ABの全部または一部を意味します。

<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション 
飯塚 聖子
TEL:045-477-3117 FAX:045-477-5261

ホフマン ジャパン株式会社 (アーム(株)PR代理店)
松田 紘見、小倉 徳行
TEL:03-5159-2145 FAX:03-5159-2166