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ARM The Architecture For The Digital World  

ARM、モバイル機器、コンシューマ機器、インフラ機器の性能を大幅に高めるCortex-A15 MPCoreプロセッサを発表

08 September 2010

過去最高レベルの高性能、電力効率、技術の先進性が、極めて革新的な製品の誕生をさらに促進

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)は、現在最新のスマートフォン・プロセッサと同程度の消費電力で、5倍の性能を提供するCortex™-A15 MPCoreプロセッサを発表しました。高度なインフラ・アプリケーションにおいて、最大2.5GHzで動作するCortex-A15プロセッサは、消費電力や放熱の制限や、コストが削減される中で、非常にスケーラブルなソリューションを実現します。Cortex-A15プロセッサは、既にライセンス供与を開始しており、32nm、28nm、そして将来的なジオメトリでの製造を目的としています。

ARMのCortex-Aプロセッサ・ファミリの最新製品であるCortex-A15 MPCoreプロセッサは、次世代スマートフォン、タブレットパソコン、大画面のモバイル・コンピューティング機器、ハイエンドのデジタル・ホーム・エンタテイメント機器から、ワイヤレス基地局、企業向けインフラ製品まで、多様な新製品の開発を可能にすると期待されます。

ARMのプロセッサ部門執行副社長兼ジェネラル・マネージャであるMike Inglisは、次のように述べています。「Cortex-A15 MPCoreプロセッサの発表は、ARMのパートナーシップにとって、まったく新しい時代の到来を意味します。このプロセッサには、ARMが20年以上にわたって蓄積した低消費電力設計の知識と、数々の新しい、そして非常に先進的な高性能テクノロジーが組み合わされています。Cortex-A15 MPCoreプロセッサは、業界の高エネルギー効率コンピュータのロードマップを大きく前進させるとともに、パートナー各社に多様なアプリケーションの可能性を提供するでしょう。」

Cortex-A15 MPCoreプロセッサの発表は、エレクトロニクス業界に、極めて幅広いソフトウェアや機能群に対応するプロセッサを提供し、ARM Cortex-Aプロセッサ・シリーズを強化するものです。Cortex-A15は、OSの仮想化、ソフトエラー・リカバリ、より広いメモリ空間、システム・コヒーレンシに対応する効率的なハードウェア・サポートを追加することにより、ARM Cortex-Aシリーズの機能を拡張しています。Cortex-A15 MPCoreプロセッサは、ARMの高電力効率設計の経験を生かしつつ、一段と高いレベルの性能スケーラビリティと機能群を提供します。これにより、パートナー各社は、1つのプロセッサ・アーキテクチャで多様な革新市場と従来の市場に対応することが可能となります。

Cortex-A15は、同社の定評あるCortex-Aプロセッサのすべてと完全なアプリケーション互換性を維持しています。このため、Android™、Adobe® Flash® Player、Java Platform Standard Edition(Java SE)、JavaFX、Linux、Microsoft Windows Embedded Compact 7、Symbian®、Ubuntuなどでの豊富な開発経験を持つ開発者とソフトウェアのエコシステムのほか、アプリケーション・ソフトウェア、ハードウェア、ソフトウェアの開発ツール、さらにミドルウェアやSoC設計サービスを提供する700社以上のARM Connected Community™メンバーも即座に利用することができます。

米インスタット社の最高技術ストラテジストであるJim McGregor氏は、次のように述べています。「クラウド・コンピューティングの運用上の、また、経済的な利点は、今後10年間にハイテク業界を大きく変えると期待されます。今後は、ハンドヘルド機器からネットワーク・インフラまですべてが、リモート・リソースの利用によって生じる大量の情報を処理するため、現在より高い性能と効率性を必要とするようになります。ARMは、既にモバイル業界の中核的存在であり、Cortex-A15 MPCoreとそれに付随する技術は、効率性と柔軟性に優れたアーキテクチャの可能性を、この接続環境における他の重要なアプリケーションに拡大するものです。」

パートナーシップを通じた共同の差別化は、常にARMのビジネス・モデルを支える最大の力です。Cortex-A15 MPCoreプロセッサの発表も、業界の直面する主な問題の解決に向け、プロセッサの定義に尽力したサムスン電子、ST-エリクソン社、テキサス・インスツルメンツなど、リード・ライセンシ各社との協力の成果です。

サムスン電子社システムLSI部門SoCマーケティング担当VPであるYiwan Wong氏は、次のように述べています。「低消費電力を維持しつつ、さらに多くの機能や接続を求める市場の需要に応えるには、さらに高度なプロセッサ、システム、チップ設計が必要です。サムスンは、ARMの高度なCPUテクノロジーとサムスンの世界をリードするチップ設計および生産能力を組み合わせることにより、これまで高性能で低消費電力のアプリケーション・プロセッサ製品を市場に提供し、多大な成功を収めてきました。当社は、処理性能を劇的に向上させたARMの新しいCortex-A15 MPCoreプロセッサ・コアが、多くの次世代電子機器を実現し、消費者がスマートフォンやモバイル・コンピューティング機器に求めるエクスペリエンスを一段と高めることを確信しています。」

ST-エリクソンのストラテジック・プランニング担当上席副社長であるEdgar Auslander氏は、次のように述べています。「スマート機器の新しい時代が始まろうとしています。ワイヤレス・コンピューティング・ソリューションが3Dナビゲーション、拡張現実(AR)、HDビデオ撮影、高速ブロードバンド、その他の高度な機能が多くの消費者に普及し、すべてが接続された世界という当社のビジョンが実現する時代です。デュアルCortex-A9プロセッサを搭載した当社の先駆的なモデムとアプリケーション・エンジンのシングル・ダイ統合に続き、当社は今後もCortex-A15 MPCoreプロセッサのリード・パートナーとしてARMと協力を続けることを、うれしく思います。当社最先端のシステムオンチップ・ソリューションに統合された新しいARMコアにより、お客様は、極めて高い電力効率と過去にない高性能を備えた機器を開発することが可能になるでしょう。」

テキサス・インスツルメンツ(TI)社のOMAPプラットフォーム・ビジネス・ユニット担当副社長であるRemi El-Ouazzane氏は、次のように述べています。「ARMの長年のパートナーであるTIは、17年にわたってARMとともに革新に取り組み、30億個以上のARMプロセッサ搭載システムオンチップ(SoC)デバイスを出荷してきました。当社は、リード・パートナー、そしてCortex-A15 MPCoreプロセッサの最初のライセンシとして、次世代の接続機器に求められる高性能を低消費電力で提供する業界最先端のプロセッサに、Cortex-A15コアを活用することを楽しみにしています。Cortex-A15 MPCoreプロセッサとTIのSmartReflex™ 3テクノロジーを組み合わせれば、将来のOMAPアプリケーション・プロセッサの消費電力は60%削減され、当社は引き続き、業界で最もエネルギー効率の高い高性能ソリューションを提供できることになります。Cortex-A15コアをホーム・エンタテイメント機器やマルチメディア機器に採用し、幅広い市場に導入する可能性もあります。」

サポート・テクノロジー

Cortex-A15 MPCoreプロセッサは、プロセッサと並行して開発され、専用に最適化されたARMフィジカルIPでサポートされます。これらの最適化は、最先端の物理実装の迅速な開発を可能にするものであり、当初は32nm、28nmテクノロジーをターゲットとし、20nmに至るロードマップを想定しています。

同プロセッサは、AMBA 4対応CoreLink™システムIP、CoreSight™デバッグ&トレースIP、Maliグラフィックス、安定した開発ツール群など、幅広いARMテクノロジーにもサポートされています。また、それらのテクノロジーを補うARM Connected Community™エコシステムの幅広いSoCやソフトウェア設計ソリューション、ツール、サービスが、ARMパートナーに、総合的な機能を備えた魅力的な機器の開発、動作検証、生産に至る円滑な開発を可能にし、製品化期間を大幅に短縮します。

ARM Connected Communityメンバー企業による支持のコメント
マイクロソフト社のWindows Embeddedワールドワイド・パートナー&フィールド・マーケティング担当ディレクタであるOlivier Fontana氏は、次のように述べています。「マイクロソフトは、ARMと協力し、Windowsとクラウドの利点を消費者および企業向けの専用機器に拡大することで、機器メーカ各社による夢中になれるユーザ・エクスペリエンスとシームレスな接続の提供に貢献できることをうれしく思います。ARM Cortex-A15プロセッサとWindows Embedded Compact 7オペレーティング・システムの組み合わせは、開発者と設計者に最新のツールと効率化された開発環境を提供し、高度で魅力的な専用機器の迅速かつ容易な開発をサポートします。」

アドビシステムズ社のフラッシュ・クライアント・プラットフォーム担当副社長であるDanny Winokur氏は、次のように述べています。「ARMのエコシステムは、消費者が期待するモバイル機器を実現します。ARM Cortex-Aシリーズにより最適化されたAdobe Flash Player 10.1のサポートが多様な機器に装備されれば、現在から将来のモバイル接続機器まで完全なWeb環境を提供できます。Cortex-A15の発表は、モバイル・コンピューティングの新時代を示すものであり、当社は、ARMおよびARMエコシステムと協力し、最適化されたモバイル・インターネット・エクスペリエンスを確実にお届けしたいと思います。」

ケイデンス・デザイン・システムズ社のシリコン・リアリゼーション・グループ研究開発担当上席副社長であるChi-Ping Hsu氏は、次のように述べています。「Cortex-A15 MPCoreプロセッサは、要件の高いコンシューマ機器や企業用機器に使用される高性能組み込みアプリケーションの飛躍的な進歩を意味します。当社は、早期からARMと協力することにより、Cortex-A15 MPCoreを設計に組み込みたいと強く願う最先端のお客様に、製品発表時から設計に関する十分な専門知識をお届けすることができ、非常にうれしく思います。ARMとの協調によりケイデンスは、新しいARMテクノロジーの利点をすぐに生かしていただくための詳細な知識と専門技術を、今すぐにお客様に提供することができます。」

エクスプレス・ロジック社のCEO兼社長であるWilliam E Lamie氏は、次のように述べています。「Cortex-A15プロセッサの発表により、ARMは厳しい消費電力の制約内でマルチプロセッサの性能を向上した新たな先駆的なプロセッサを提供し、メーカ各社によるエキサイティングな製品の市場化を可能にします。当社のThreadX RTOSは、既に8億個もの機器に採用されており、Cortex-A15プロセッサを使用する設計者にも、現代の厳しい市場の中で魅力的な製品を実現する高速応答、高性能、低メモリ・フットプリントのソリューションを提供します。」

グリーン・ヒルズ・ソフトウェア社の最高技術責任者(CTO)であるDavid Kleidermacher氏は、次のように述べています。「ARMv7アーキテクチャをサポートするプロセッサ・ファミリの新製品であるARM Cortex-A15プロセッサは、モバイル・コンピューティング機器、企業向けネットワーキング機器、デジタル・ホーム機器まで、さまざまな魅力的なアプリケーションを実現すると期待されます。柔軟なマルチプロセッサ設計は、グリーン・ヒルズのソフトウェア製品群との相性も十分です。ARM/Thumb-2コンパイラ、INTEGRITYファミリのRTOS、(既にCortexファミリのプロセッサをサポートした)セキュアな仮想化テクノロジーを備えたグリーン・ヒルズのMULTI IDEは、ARM Cortex-A15プロセッサとの組み合わせによって、製品を開発する機器メーカや開発者に魅力的なターゲットを提供します。」

ローターバッハ社のジェネラル・マネージャであるStephan Lauterbach氏は、次のように述べています。「Cortex-A15プロセッサは、多様な機器をターゲットとした最先端の性能と電力効率を提供するスケーラブルなマルチコア・プロセッサ、ARM Cortexファミリの新製品です。ローターバッハのPowerDebug、PowerTrace開発ツール製品群は、ARMプロセッサ・ファミリすべてをサポートしています。当社はARMと緊密に協力し、革新的な製品を短期間で経済的に市場化するためのツールを常に開発者に提供します。」

Linaroのエグゼクティブ・オフィサーであるTom Lantzsch氏は、次のように述べています。「Cortex-A15は、さまざまな新機能を備え、デスクトップ機の性能をモバイル・インターネット機器の消費電力で実現します。当社は、オープン・ソース・コミュニティと協力し、Linuxベースの機器において、Cortex-A15テクノロジーの利点を最大限に発揮させるよう努めます。」

メンター・グラフィックス社のエンベデッド・システム部門ジェネラル・マネージャであるGlenn Perry氏は、次のように述べています。「当社は、ARMのCortex-A15 MPCore高性能プロセッサの発表を非常にうれしく思います。仮想化のハードウェア・サポート、コンフィギャブルなマルチプロセッサ設計は、Android、Nucleus、Linux、2D/3Dユーザ・インタフェースを問わず、当社の製品群に新しい可能性を与えます。メンター・グラフィックスは、現代の厳しい設計ニーズに対応するため、ARMと緊密に協力しています。Nucleus® RTOS、Mentor Embedded Linux、EDGE Tools™によるARM v7アーキテクチャおよびCortexプロセッサ・ファミリのサポートを含め、当社とARMの提携は、両社共通のお客様に効率的な方法で製品の目標を達成していただくという継続的な取り組みを実証しています。」

Open Kernel Labs社のCEO(最高経営責任者)であるSteve Subar氏は、次のように述べています。「OK Labsは、ARMと緊密に協力し、ARMアーキテクチャの進化についていくことに積極的に投資し、またそれが我々に利益をもたらしています。ARM Cortex-A15プロセッサは、組み込み機器への仮想化をサポートし、仮想化技術をさらに使いやすく、さらに主流に近づけることにより、当社エコシステムにおける投資収益(ROI)の機会を拡大します。」

QNXソフトウエアシステムズ(カナダ)のアライアンス・マネージャであるKroy Zeviar氏は、次のように述べています。「高性能マルチコア設計が可能なCortex-A15プロセッサは、QNXがソフトウェア・ソリューションの有力プロバイダである多くの市場で、メーカ各社による魅力的な製品開発を可能にします。QNX® Neutrino® RTOSは、スケーラブルかつ組み込み可能で、ネットワーク対応、SMP対応、メモリ保護機能付きのリアルタイム・オペレーティング・システムであり、既に多様なARM Cortexプロセッサ上で実行されています。当社は、製品ポートフォリオにCortex-A15プロセッサのサポートを加えることを楽しみにしています。」

Symbian® Foundation社の北米および半導体パートナー責任者であるOliver Gunasekara氏は、次のように述べています。「ARM Cortex-A15プロセッサは、非常に高い性能とARMならではの実績ある低消費電力技術を兼ね備えています。SymbianとARMは10年以上にわたって協力し、スマートフォン3億8,500万台以上というモバイル業界の成長に貢献しました。この新しいプロセッサは、スマート・モバイル機器が従来のx86 PCに取って代わる新たな可能性を開くと期待されます。」

VirtualLogix社の副会長兼CEO(最高経営責任者)であるGlenda Dorchak氏は、次のように述べています。「新しいARMプロセッサ・テクノロジーの仮想化拡張機能は、次世代モバイル機器を定義する上で、この新プロセッサの果たす役割を大きく高めています。当社のVLXテクノロジーとCortex-A15プロセッサを組み合わせることにより、モバイル・シリコン・ベンダや機器メーカは、将来のハンドセットのニーズを満たし、複数のパーソナリティとオペレーティング・システムによってビジネス・ユーザにとっても一般ユーザにとっても機能性、性能、セキュリティを大幅に高めることが可能となるでしょう。」

ヴイエムウェア社のグローバル・ストラテジック・アライアンス担当副社長であるParag Patel氏は、次のように述べています。「ヴイエムウェアは、ARMが仮想化のサポートをハードウェア・ソリューションに直接追加したことをうれしく思います。モバイル機器が、単なる通信機器を超え、コンピュータとしての役割を果たすようになるにつれ、セキュリティを高め、アプリケーションやデータの管理機能を改善する上で、仮想化が重要となると予想されます。ヴイエムウェアは、ARMおよびパートナーエコシステムと協力し、モバイル機器に対応するさらに高度で堅牢な仮想化ベースのソリューションを提供することを期待しています。」

ARM社概要

ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、32 ビット組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウエア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速コネクティビティ製品、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社日本語Webサイト(http://www.jp.arm.com/)や、以下リンク(英語)をご覧ください。

※ARMはARM社の登録商標です。CortexとMPCoreはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan Limited、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium Service BVBA、ARM Germany GmbH、ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.、ARM Norway ASおよびARM Sweden AB.の全部または一部を意味します。


<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション 坂内 範子
TEL:045-477-3117 FAX:045-477-5261

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