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ARM、ミッドレンジのモバイル機器5億8,000万台をターゲットとした新しいIPスイートを発表

03 June 2013

ニュースのハイライト:
  • 製品化期間を短縮し、設計リスクを削減するIPスイートの内容:ARM Cortex-A12プロセッサ、Mali-T622 GPU、Mali-V500ビデオ・ソリューション、POP IPテクノロジー
  • 2015年にはミッドレンジのスマートフォンとタブレット合計5億8,000万台の出荷を想定[i]
  • Cortex-A12プロセッサは、Cortex-A9より40%高い性能を提供し、仮想化などの高度な機能をミッドレンジのモバイル市場に導入、さらに優れた効率性がDTV、ホーム・ネットワーキング市場にも最適
  • Cortex-A12プロセッサは、最適な性能とbig.LITTLE処理による高い効率性をミッドレンジのスマートフォンやタブレットで実現
  • Mali-T622 GPUは、効率的なOpenGL ES 3.0対応ソリューション、そして世界最小のフル・プロファイルGPUコンピュート・ソリューションとして、モバイル・ユーザに高い処理性能を提供
  • Mali-V500ビデオIPソリューションは、システム帯域幅と消費電力を削減しつつ、TrustZoneのサポートにより高価な動画コンテンツを保護

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)は、台北で開催されているComputexで、今後2年間に5億8,000万台の出荷が予想されるミッドレンジのモバイル機器に最適化したIPソリューションを発表しました。ミッドレンジのモバイル機器の出荷台数は、2015年以降、高級スマートフォン/タブレットを上回ると予想されています。新しいARM IPスイートは、このミッドレンジ市場をターゲットとして消費電力、性能、ダイ・サイズを最適化。スイートに含まれるIPを併用すれば、仮想化、big.LITTLE処理、GPUコンピュートなどの高度な機能をミッドレンジの価格で消費者に提供することが可能となります。

スイートには、ARM® Cortex®-AプロセッサとARM Mali™-T GPUのシリーズの最新製品であるCortex-A12プロセッサとMali-T622 GPUのほか、新しいビデオIPのMali-V500が含まれます。また、ARMパートナー各社は、ARM POP™テクノロジーとARM Development Studio 5(DS-5™)ツールチェーンのサポートを生かし、スマートフォンやタブレットの効率性向上と製品化期間の短縮を実現できます。各社の計画は今後発表されますが、ARMは、2014年半ばまでにこのIPソリューションがモバイル機器に搭載されると見込んでいます。

ARMの最高マーケティング責任者(CMO)兼執行副社長であるIan Drewは、次のように述べています。「モバイル・ユーザは、さまざまな価格の機器を選択できることに加え、ミッドレンジのモバイル機器にもハイエンド機器の一部の機能を望んでいます。2013年に出荷されるスマートフォンは10億台、タブレットの出荷台数はノート型パソコンを上回ると予想される現在、機器メーカーは、高品質、高性能、そして高度な機能を備えたモバイル製品をさまざまな価格帯で提供することが求められます。市場は驚くべき速度で進化しており、今では半導体会社にとってもモバイル機器メーカーにとっても、ソリューションの選択肢があります。ARMの最適化されたIPスイートは、ミッドレンジのモバイル市場における選択肢を増やすことになるでしょう。」  

高度な機能をミッドレンジに導入 ARM big.LITTLE™処理と呼ばれる省エネ・テクノロジーは、現在、ハイエンド機器にしか搭載されていませんが、ミッドレンジのスマートフォンに組み込むことができれば、ユーザはスマートフォンをさらに有効に活用できます。Cortex-A12プロセッサにより、ARMパートナーは、人気の高いCortex-A9と同じ消費電力で性能を40%向上させることが可能となります。Cortex-A12プロセッサは、スタンドアロンのソリューションとしてクラス最高の効率性を誇り、さらにCortex-A7と同じく革新的なbig.LITTLE™処理テクノロジーをサポートしています。Cortex-A12は、仮想化を含め、高価なスマートフォンやタブレットの機能をミッドレンジの機器に導入します。Cortex-A12プロセッサの詳細は、こちらをご覧ください。

未来のグラフィックス規格に対応

Mali-T622 GPUは、OpenGL ES 3.0に対応し、RenderscriptおよびOpenCL™ APIをサポートする世界最小のフル・プロファイルGPUコンピュート・ソリューションです。Mali-T622 GPUは、現在、ハイエンドのスマートフォンやタブレットにしか搭載されていない高度なビジュアル機能をミッドレンジの機器に導入します。しかも、第1世代のMali-T600シリーズに比べ、エネルギー効率は50%優れています。Mali-T622 GPUの詳細は、こちらをご覧ください。

 ミッドレンジのモバイル機器で高画質ビデオ

エネルギー効率に優れたMali-V500ビデオ・ソリューションは、ビデオ専用ソリューションとしてシステム帯域幅の要件を現行ソリューションの50%以下に削減します[ii]。Mali-V500は、1080p/60のエンコード/デコードに対応するシングルコアから、120フレーム/秒で超高品位4K解像度に対応するマルチコアにまで拡張可能なマルチコア・ビデオ・ソリューションです。さらに、TrustZone®セキュリティ・テクノロジーをサポートすることにより、映画やテレビ番組のダウンロードから表示までをハードウェアを使用した効率的なセキュリティ機能で保護します。Mali-V500ビデオ・ソリューションの詳細は、こちらをご覧ください。

ARMがすべてを統合

ARMは、複数のIPの組み合わせを可能にすることで、SoC全体として性能と消費電力を最適化し、すべてのタスクを適切なプロセッサ上で実行させる非常に有利な立場にあります。

システム上の進歩:

  • ARM POP IPが最先端の28ナノメートル・ファウンドリ・プロセスをサポート。ARM POP IPは、協調開発と協調最適化によって生まれた唯一の実装ソリューションであり、Cortex-A12プロセッサとMali-T622 GPUに最良の設計ポイントと最短の製品化期間を提供します。Artisan®フィジカルIPを搭載し、この最適化したスイートに対応するARM POP IPの詳細は、こちらをご覧ください。
  • Cortex-A12プロセッサ、Mali-T622 GPU、CoreLink CCI-400キャッシュ・コヒーレント・インタコネクトをベースとするシステム用のソフトウェアを開発、最適化するためのARM DS-5ツールチェーン。ARM Fast Modelsシミュレーション・ライブラリの追加により、DS-5ツールチェーンは、早期のソフトウェア開発とシステム全体にわたる性能/消費電力の最適化を可能にします。システム・ソフトウェア最適化の詳細は、こちらをご覧ください。  

VIA Technologies社の研究開発エンジニアリング担当副社長であるTzu-Mu Lin氏は、次のように述べています。「Cortex-A9プロセッサをベースとするSoCの多大な成功、そして最高の性能と最大のエネルギー効率に対する需要を考慮し、当社はCortex-A12プロセッサが最適な選択肢と判断しました。Cortex-A12は、パートナー各社やARMエコシステムに最先端のプラットフォームを提供するという当社の取り組みを大きく後押しすることでしょう。Cortex-A12の高度な機能により、これまでハイエンド機器に限られていた新しいユースケースが実現し、ミッドレンジのモバイル機器が急速に成長すると期待されます。」  

 

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[i] 編集注:ARMとガートナー社の予想を組み合わせて数値を算出。5億8,000万台とは2015年に出荷されると予想されるミッドレンジ機器の合計数。

[ii] Blu-rayビデオ再生とMali VideoおよびSoC Displayに採用されているAFBCで50%削減。

 

ARM社概要

ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウエア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速インターコネクトとメモリコントローラ、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイト(http://www.arm.com/)や、以下リンク(英語)をご覧ください。

ARM website: http://www.arm.com/
ARM Connected Community®: http://www.arm.com/community/
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※ARMはARM社の登録商標です。CortexはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.; ARM KK; ARM Korea Limited.; ARM Taiwan Limited; ARM France SAS; ARM Consulting (Shanghai) Co. Ltd.; ARM Belgium Services BVBA; ARM Germany GmbH; ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.; ARM Norway, AS ; ARM Sweden ABの全部または一部を意味します。

<お問い合わせ先>  

アーム株式会社    マーケティングコミュニケーション 飯塚 聖子

TEL:045-477-5129     FAX:045-477-5261  

ホフマン ジャパン株式会社 (アーム(株)PR代理店)小倉 德行、鷲野 みゆき

TEL:03-5159-5750     FAX:03-5159-2166