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ARM、世界で最もエネルギー効率の高い
64ビット・プロセッサのCortex-A50シリーズを発表

30 October 2012

新しい64ビット・プロセッサが次世代のモバイル/エンタープライズ機器を実現、性能と低消費電力におけるARMのリーダーシップを強化

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)は、ARMv8アーキテクチャをベースとした新しいARM® Cortex™-A50プロセッサ・シリーズを発表しました。このシリーズは、高性能と低消費電力におけるARMのリーダーシップを強化するものです。Cortex-A53プロセッサとCortex-A57プロセッサは、エネルギー効率の高い64ビット処理テクノロジーをシリーズで初めて導入するとともに、既存の32ビット処理にも改良を加えています。優れた拡張性を生かし、ARMパートナー各社は、スマートフォンから高性能サーバまで多様な市場に対応するシステムオンチップ(SoC)の開発が可能となります。

Cortex-A53とCortex-A57プロセッサは、現在のスーパーフォンの性能を最大3倍に向上させ、現在のスーパーフォンの機能をエントリレベルのスマートフォンに搭載可能とするなど、モバイル・コンピューティングの進化をさらに促進すると期待されています。また、ソフトウェア開発を加速するARMおよびARMパートナーの包括的な開発ツール群やシミュレーション・モデルの提供はすでに開始されております。今回発表される2つのプロセッサはARMの充実した32ビット・エコシステムと、急成長中のARM 64ビット・エコシステムを最大限に活用する事が可能です。  

Cortex-A57はARM最先端の高性能アプリケーション・プロセッサであり、Cortex-A53はARMのアプリケーション・プロセッサのなかで最も電力効率の高いプロセッサです。Cortex-A53は、世界最小の64ビット・プロセッサでもあります。両プロセッサは、単独でも、ARM big.LITTLE™プロセッサ構成で併用しても、高性能と高電力効率を実現します。ARM CoreLink™ 400および新しいCoreLink 500シリーズのシステムIPファブリックにも対応しています。  

ARMパートナーは、シングルコアやマルチコアのbig.LITTLEモバイル・ソリューションから大規模な並列型エンタープライズ・ソリューションまで、最適な柔軟性とエネルギー効率でSoCプラットフォームを拡張することが可能です。Cortex-A57、Cortex-A53プロセッサは、先端のCMOSプロセスやFinFETプロセス・テクノロジーで製造することにより、数GHzの性能をターゲットとします。これをサポートするため、ARM Artisan®フィジカルIPおよびARM POP™ IPコア・ハードニング・アクセラレーション・テクノロジーも早期に提供されます。  

新プロセッサ・シリーズのライセンシとして、AMD、ブロードコム、Calxeda、HiSilicon、サムスン、STマイクロエレクトロニクスの各社が発表されています。ARMパートナー各社の関連資料とコメントは、英語版のプレスリリースのページ、およびhttp://www.youtube.com/ARMflixでご覧いただけます。  

弊社プロセッサ部門およびフィジカルIP部門執行副社長であるSimon Segarsは、次のように述べています。「消費者は、パーソナライズされたモバイル・エクスペリエンス、日常生活で使う機能の統合、膨大な情報へのシームレスな接続を期待しています。ARMのエコシステムは、今後も驚異的な革新スピードで多様なプラットフォームを生み出していくでしょう。いずれは、消費者のコネクテッド・モバイル・ライフスタイルに対応するため、モバイルからインフラ、サーバにまでトランスフォーメーショナル・コンピューティングの時代が訪れます。これにより、市場拡大とユーザ・エクスペリエンスの革命において多大なチャンスが生まれます。」  

スマートフォンやタブレットが日常的に消費者に使用されるにつれ、今やモバイル端末の性能や機能がコンピューティング業界の推進要因です。過去5年間、ARMのエコシステムは、スマートフォンの性能を15倍に向上させ、スマートフォンの用途を大きく変化させました。Cortex-A50プロセッサ・シリーズは、32ビットから64ビットへ実行状態をシームレスに移行できるため、既存のアプリケーションを利用できるだけでなく、モバイル・コンピューティング・クライアントの進化と将来のスーパーフォンにも対応する64ビットへの拡張性を提供します。  

データの激増

モバイル・コンピューティングの進化は、クラウド・サービスとネットワーク接続を支えるインフラを再定義しつつあります。スマート・モバイル機器の爆発的な増大、それにエンド・ユーザに提供されるサービスの多様化は、コンテンツの生成と消費の増大を引き起こしています。データの消費量は、2020年までに120エクサバイト(現在の8倍に相当i)に達すると予想されています。各社が現在の技術を使い続けるとすれば、シームレスなモバイル・ライフスタイルがネットワークとデータセンターのインフラに多大な負担をかけることは間違いありません。Cortex-A50プロセッサ・シリーズは、「トランスフォーメーショナル・コンピューティング」の新時代を想定し、将来のインフラ・ニーズにエネルギー効率の高いソリューションを提供するよう設計されています。改良された32ビット実行機能が既存の32ビットのクラウド・サーバ・アプリケーションを有利にする一方、64ビット実行は、ARMテクノロジー・ベースのソリューションの応用性を高め、ネットワーキング、サーバ、高性能コンピューティングにおける新しい可能性を生み出します。  

ARM Cortex-A50プロセッサ・シリーズ:

  • 現在、Cortex-A57プロセッサとCortex-A53プロセッサの2製品
  • 認証ソフトウェアを最大10倍に高速化する暗号化アクセラレーション(オプション)
  • GPU処理アプリケーションにおけるARM Mali™グラフィックス・プロセッサ・ファミリとの相互運用性
  •  CCI-400、CCN-504などのARM CoreLinkキャッシュ・コヒーレント・ファブリック・コンポーネントにより、AMBA®システム・コヒーレンシをメニーコア・ソリューションに拡張

ARM Cortex-A57プロセッサ:

  • 最高のシングルスレッド性能を誇る最先端のARMアプリケーション・プロセッサ
  • スマートフォンがコンテンツ消費機器からコンテンツ生成機器へと移行するにつれ、同じ消費電力下で現在のスーパーフォンの性能を最大3倍に向上させる要求が生まれます。その要求に応じた高性能を提供
  • モバイル機器の消費電力で従来のPCに相当する処理性能を提供することにより、企業ユーザーにも一般消費者にもコストと電力効率の点で有利
  • 高性能エンタープライズ・アプリケーションに対応する優れた信頼性と拡張性

ARM Cortex-A53プロセッサ:

  •  史上最高の効率性を誇るARMアプリケーション・プロセッサとして、4分の1の消費電力で現在のスーパーフォンの機能を実現
  •  拡張性の高いデータプレーン・アプリケーションを可能にする信頼性により、1 mm2当たりおよび1 mW当たりの性能を最大化
  •  スレッド当たりの処理性能が低めのアプリケーションでスループット処理を最適化
  • Cortex-A53プロセッサ、Cortex-A57プロセッサ、big.LITTLE処理テクノロジーの組み合わせにより、消費電力を大幅に削減しつつ、極めて性能の高いプラットフォームを実現

 

ARMとARM Connected Community®のメンバーは、64ビット・ソフトウェア・エコシステムの発展に共同で取り組んでいます。ARM CompilerとARM Fast Modelsは、2011年10月の発表以来、ARMv8アーキテクチャに対応し、Cortex-A50プロセッサ・シリーズのライセンシによって多く利用されています。この機能に、ARM Development Studio 5(DS-5™)のベア・メタルおよびLinuxデバッグのサポートが加わりました。オープン・ソース・オペレーティング・システム、アプリケーション、サードパーティ・ツールも既に開発中です。これは、既存のARMv7アーキテクチャ・ベースの機器をサポートする幅広いエコシステムの自然な進化です。

提供時期:

ARMパートナー各社は、2014年にCortex-A50シリーズ搭載チップを出荷予定です。 ARMv8オープン・ソース・オペレーティング・システム、ツールチェーン、ファウンデーション・モデルは、http://www.arm.com/products/processors/instruction-set-architectures/armv8-architecture.php からご利用いただけます。イメージは、http://www.arm.com/about/newsroom/media-resources/image-downloads.php からダウンロードしていただけます。

ARM社概要

ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウエア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速インターコネクトとメモリコントローラ、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイト(http://www.arm.com/)や、以下リンク(英語)をご覧ください。

ARM Connected Community: http://www.arm.com/community
ARM Blogs: http://blogs.arm.com/
ARMFlix on YouTube: http://www.youtube.com/armflix
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ARM, Artisan and AMBA are registered trademarks of ARM Limited. Cortex, CoreLink, big.LITTLE, Mali and POP are trademarks of ARM Limited. All other brands or product names are the property of their respective holders. “ARM" is used to represent ARM Holdings plc; its operating company ARM Limited; and the regional subsidiaries ARM Inc.; ARM KK; ARM Korea Limited.; ARM Taiwan Limited; ARM France SAS; ARM Consulting (Shanghai) Co. Ltd.; ARM Germany GmbH; ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.; ARM Norway, AS and ARM Sweden AB

ENDS

 

<お問い合わせ先>

アーム株式会社    マーケティングコミュニケーション 飯塚 聖子

TEL:045-477-5129             FAX:045-477-5261  

ホフマン ジャパン株式会社 (アーム(株)PR代理店)松田 紘見、小倉 徳行

TEL:03-5159-5750             FAX:03-5159-2166

 

i one exabyte is the equivalent of a billion gigabytes and an average smartphone data plan has one gigabyte of data per month allowed

* UMTS Forum, Mobile traffic forecasts 2010-2020 report - link