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ARM The Architecture For The Digital World  

ARM、フリースケール、IBM、サムスン、ST-エリクソン、テキサス・インスツルメンツ、Linux 搭載デバイスの普及を促進する新企業を設立

03 June 2010

業界大手が結束したLinaro が、ツールとソフトウェアの共通の基盤を通じてLinux®コミュニティにおける革新を促進

英ARM 社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)は、米フリースケール・セミコ ンダクター社、米IBM 社、韓サムスン社、ST-エリクソン社(スイス)、米テキサス・インスツルメンツ(TI)社 は、オープン・ソースの革新を推進し、次世代の常時接続、常時オン・コンピューティングを実現するため、 非営利のオープン・ソース・ソフトウェア・エンジニアリング会社、「Linaro」の設立を発表しました。Linaro は、消費者に多くの選択肢、ニーズに合った機器、Linux 搭載システム上の多様なアプリケーションを提 供する開発企業や製造企業を支援します。

Linaro は、業界大手エレクトロニクス会社の専門知識を結集し、最先端の半導体SoC(システムオンチッ プ)を扱うLinux 開発企業における革新を促進します。現行世代の「常時接続、常時オン」機器は、消費 者の求める性能と低消費電力を達成するために複雑なSoC を必要とします。Linaro は、オープン・ソー スへの投資を増やし、高度なコンシューマ市場向けの製品開発における課題を克服するとともに、複数 の企業の幅広い半導体製品によるサポートを提供するために設立されました。他のディストリビューショ ンやスタックにも役立つツールやソフトウェアの共通の基盤を提供することにより、Linaro は、エレクトロ ニクス業界の業務効率を大幅に高めることになります。

背景
従来、Linux およびオープン・ソース・ソフトウェアのコミュニティは、プロセッサ・プラットフォームの選択肢が少ないエンタープライズ市場やコンピューティング市場のソフトウェア問題の解決を重視してきました。しかし現在のオープン・ソース・コミュニティは、主要なオープン・ソース・ベースのディストリビューションと、高性能、低消費電力の多様なARM®搭載SoC を使用し、高度なWeb 中心のコンシューマ機器を生み出す方向へ変わりつつあります。Linaro は、複数のメーカが提供する半導体SoC で共通に使えるソフトウェアを開発することにより、主要なディストリビューションを使用した最新製品の開発を容易にします。

消費者の得る利点
Linaro の設立は、オープン・ソース・ソフトウェア開発者の活動に焦点をあてるだけでなく、消費者にも利点を提供します。Linaro の活動により、Android、LiMo、MeeGo、Ubuntu、WebOS など、Linux ベースのディストリビューションと最新の半導体SoC を使用し、可能な限りの低消費電力で、消費者の求める機能を提供する新しいコンシューマ製品が豊富に誕生すると期待されます。

Linaro のエグゼクティブ・オフィサーであるTom Lantzsch 氏は、次のように述べています。「インターネットを利用する常時接続のモバイル機器やコンシューマ機器においては、オープン・ソース・ソフトウェア開発の劇的な成長が見られます。Linaro は、重要なオープン・ソース・プロジェクトへの投資を増やし、業界とコミュニティの協力を促進することにより、消費者に有利な最高のLinux 搭載製品を実現します。そして、このトレンドをさらに強化することになるでしょう。」

Linaro のソフトウェアとツール
Linaro は、対応するLinux ディストリビューションを増やしつつ、業界で広く使用可能な最適化済みのツールと基本ソフトウェアの定期的なリリースを発表し、それによってサプライヤ各社の半導体の互換性を促進する予定です。この結果、機器メーカは、Linaro のリソースとオープン・ソース・ソリューションを利用し、開発期間の短縮、性能向上、差別化に関係のない低レベル・ソフトウェアにかかるエンジニアリング時間の短縮を実現できます。また、Linaro の投資によって安定したコードが革新の共通基盤として広く普及するため、Linux ディストリビューション、オープン・ソース、各社独自のソフトウェアに関わるプロジェクトが有利になると期待されます。

Linaro は、その使命を達成するため、メンバー企業内にあるオープン・ソース・エンジニアリング・リソースと幅広いオープン・ソース・コミュニティを1 つにまとめたいと考えています。Linaro のエンジニアは、豊富な組み込み知識を生かし、ツール、カーネル、グラフィックス、ブート・コードなどの分野にわたる多様なオープン・ソース・プロジェクトに貢献することでしょう。Linaro は、中核的な運営理念についてLinux Foundation と提携、協力する予定です。

2010 年11 月に計画されているLinaro の最初のリリースでは、ARM Cortex™-A プロセッサ・ファミリをベースとするSoC の性能最適化を提供します。

Linaro 内でのオープン・ソース・エンジニアリング作業には、ARM とIBM に加え、世界的大手のアプリケーション・プロセッサ会社であるフリースケール、サムスン、ST-エリクソン、テキサス・インスツルメンツの4 社が協力します。

Linaro は、参加を希望するパートナーを受け入れることで組織的に成長し、オープン・ソース・コミュニティに貢献する専門知識の範囲を広げていく予定です。参加に関心をお持ちの企業は、Linaro のエグゼクティブにどうぞご相談ください。Linaro の詳細、ソフトウェアおよびツールへの今後のアクセスについては、www.linaro.org をご覧ください。

設立メンバーのコメント
ARM の最高経営責任者(CEO)であるWarren East は、次のように述べています。「ARM とパートナー各社は、互いに協力し、ARM アーキテクチャをベースとした複雑なSoC 向けのオープン・ソース・ソフトウェア開発をサポートしてきた長い歴史を持っています。Linaro の設立メンバーである当社は、人々が日常生活における多様な機器で接続を利用できるようにすることを目指し、オープン・ソース・コミュニティとの幅広い協力を通じて、次世代のコンピューティングに向けた革新を促進するつもりです。」

フリースケールのネットワーキング&マルチメディア・グループ担当上席副社長兼ジェネラル・マネージャであるLisa Su 氏は、次のように述べています。「フリースケールは、スマート・モバイル機器というまったく新しいカテゴリを実現することにより、コンシューマ・エレクトロニクスの将来を形作る先導的な立場にあります。Linaro は、ソフトウェア開発サイクルを大幅に短縮、簡素化し、オープン・ソース・コミュニティの力と利点を生かすことにより、このスマート・モバイル機器のエコシステム整備に向けた重要な前進です。」

IBM のオープン・システム開発担当副社長であるDaniel Frye 氏は、次のように述べています。「IBM は、Linux ソリューションの普及がコミュニティ内の有効な協力によって始まると考えています。そしてIBM は、過去10 年にわたってLinux コミュニティと協力し、強力で相互に有益な関係を築いてきました。この継続的な協力は、データ・センターにおけるLinux の幅広い普及に貢献しています。当社は、ARM などのパートナーと協力して取り組みを続け、Embedded Linux がモバイル・エレクトロニクスおよびコンシューマ・エレクトロニクス市場の革新を先導するプラットフォームとなるよう、強く働きかけていきたいと思います。」

サムスン電子のシステムLSI マーケティング担当副社長であるYiwan Wong 氏は、次のように述べています。「サムスンは、携帯電話、その他のコンシューマ機器向けの高性能、低消費電力アプリケーション・プロセッサにおける業界リーダーです。当社は、ハイクオリティのソリューションでお客様のニーズを満たす上で、ARM CPU コア搭載製品に最適化されたLinux ソフトウェアの基盤とツールを持つことの意義を十分に認識しています。当社は、設立メンバーとしてLinaro に参加し、ARM と協力してお客様のニーズに応えることをうれしく思っています。」

ST-エリクソンの3G マルチメディア・プラットフォーム・ビジネス・ユニット担当副社長であるTeppo Hemia氏は、次のように述べています。「オープン・ソースは、スマートフォンやコンシューマ・エレクトロニクスの市場において革新の駆動力となっています。オープン・ソース・コミュニティに積極的に貢献している当社は、Linaro の設立メンバーとなることを非常にうれしく思っており、メンバーの力を合わせてLinux 搭載機器の開発をスピードアップできると期待しています。」

TI のOMAP プラットフォーム・ビジネス・ユニット担当副社長兼ジェネラル・マネージャであるRemiEl-Ouazzane 氏は、次のように述べています。「Linaro は、ARM ベースのプロセッサを開発するための重要なオープン・ソース・コンポーネントを提供することに力を注いでいます。そのうち重要な要素は、性能を向上させる総合的でクオリティの高い開発ツールセットです。TI は、業界リーダーとして、オープン・ソースに関する専門知識を生かし、Linaro の取り組みを支援したいと考えています。当社の専門性は、Linux カーネル拡張の提供や主要開発ボードのサポートに実証されています。」

業界のコメント
Canonical 社の最高経営責任者(CEO)であるJane Silber 氏は、次のように述べています。「Linaro の存在は、Linux ベースのコンシューマ機器を市場化するプロセスを大幅に簡素化することになるでしょう。中核的なソフトウェア・コンポーネントの多くを標準化することにより、各社は組み込み機器やスマートフォンで優れたユーザ・エクスペリエンスを提供することに集中できます。Canonical は、コンシューマ機器市場におけるARM とLinux の成功を導く取り組みに参加できることをうれしく思います。」

LiMo Foundation のエグゼクティブ・ディレクタであるMorgan Gillis 氏は次のように述べています。「LiMoFoundation と同様の価値観と相補的な取り組み内容を持つ新しい業界団体として、Linaro を歓迎します。Linaro と協力し、モバイルLinux の価値体系に大幅な効率化をもたらすことを期待しています。」

Linux Foundation のエグゼクティブ・ディレクタであるJim Zemlin 氏は次のように述べています。「LinuxFoundation は、ARM とLinaro がLinux への投資を増すことを歓迎します。現在のLinux 搭載オペレーティング・システムを構成するメインライン・カーネルおよび多くのアップストリーム・オープン・ソース・プロジェクトに貢献する投資は、すべて支援したいと思います。」

Linaro に関する報道関係者問い合わせ先
Racepoint Group(欧州)
Kersti Klami
Tel: +44(0)7891 796 473
kersti.klami@racepointgroup.com

Racepoint Group(米国)
Leslie Clavin
Tel: +1 (415)694-6717
lclavin@racepointgroup.com

Candice Huang
Tel: +1 (415) 694-6703
chuang@racepointgroup.com

Linaro 社の概要
Linaro™は、オープン・ソース・コミュニティと協力し、オープン・ソース・ベースの機器開発を容易かつ迅速にすることを目的とした非営利目的(NFP)のソフトウェア・エンジニアリング会社です。Linaro は、新しいリソースの投資および業界協力の促進により、ARM アーキテクチャをベースとするオープン・ソースのソフトウェアおよびツールを継続的に改善、最適化し、速やかな業界革新を目指します。
www.linaro.org
Linux®は、米国およびその他の国におけるLinus Torvalds の登録商標です。

ARM 社概要
ARM は、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARM が提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、32 ビット組込みRISC マイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウェア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速コネクティビティ製品、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARM は、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARM の幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARM について詳しくは当社Web サイトをご覧ください。(http://www.jp.arm.com/

※ARM はARM 社の登録商標です。Cortex とMali はARM 社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan Limited、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc.、ARM Germany GmbH、ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.、ARM Norway, AS およびARM Sweden AB の全部または一部を意味します。

<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション
坂内 範子
TEL:045-477-3117 FAX:045-477-5261

ホフマン ジャパン株式会社 (アーム(株)PR 代理店)
松田 紘見、小倉 徳行
TEL:03-5159-2145 FAX:03-5159-2166



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