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ARMのエコシステムが協力し、初のサーバ・プラットフォーム標準を提供

29 January 2014

ARMベースのサーバから成るデータセンター・ソフトウェアの開発を促進

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)は、ARMv8-Aベースのサーバ(64ビット)に対応するプラットフォーム標準として、ARM「サーバ・ベース・システム・アーキテクチャ」(SBSA)仕様を発表しました。この開発には、CanonicalシトリックスLinaroマイクロソフトレッドハットSUSEなどのソフトウェア会社、デルHPなどの機器メーカー(OEM)のほか、多数のシリコン・パートナーが知識やサポートを提供しました。この仕様は、データセンター・アプリケーションに革新的なARMアーキテクチャ・ベース・ソリューションを導入する上でのフレームワークになるとともに、ソフトウェア開発期間を短縮し、ARMをベースとするプラットフォーム間の移植を可能にします。また、システムの主要要素に関するARMのパートナーシップの足並みを揃えることに注力しました。これによりARMのエコシステムは差異化と付加価値のあるソリューションの構築に専念することが可能となり、革新の促進と市場における選択肢を増やします。  

データセンターでは、導入と管理が容易になる標準仕様に基づいたソフトウェアおよびハードウェア製品が求められます。SBSA仕様の公開は、シリコンからソフトウェアまで、そして製品がエンドユーザの元に届くまでの、開発者エコシステム全体にわたる開発と導入を簡素化する幅広い標準化活動の出発点です。この取り組みによって、ARMベースのサーバ向けソフトウェア・エコシステムの成長が促進されるものと期待されます。すなわちOSベンダ(OSV)や独立系ソフトウェア・ベンダ(ISV)は、ARMサーバ・コミュニティ全体に対応する技術の提供が可能となり、共通手法による多様な機器やプラットフォームの開発が促進されます。  

ARMの最高技術責任者(CTO)であるMike Mullerは、次のように述べています。「ARMのデータセンター・エコシステムは急成長中です。パートナー各社は仕様に基づいた構築により、開発を簡素化し市場導入時間を加速することが可能となり、独自の革新性に注力することができます。ARMアーキテクチャを開発し管理する立場として、ARMは産業界のリーダ達と協力して、OS、ファームウェア、ソフトウェアの開発者が、ARMベースのサーバ上での開発や導入を高速化する標準を推進できることをうれしく思います。」  

Open Compute Project Foundationの理事長兼会長であるFrank Frankovsky氏は次のように述べています。「ARMのこのような取り組みは、Open Compute Projectの理念に一致しており、大変喜ばしいものです。このような標準化の取り組みは、消費者やソフトウェア開発者が求める一貫性や予測性を提供するとともに、デバイスのエニュメレーション(enumeration)やブート・プロセスなどにおける無用の差別化を排除することでARMテクノロジーにおける革新を促進し、データセンターへのARMの普及をスピードアップするでしょう。」

モバイル機器と「モノのインターネット(IoT)」によってクラウド・サービスは急速に普及しつつあり、データセンターの運営者は、これらの新しい負荷の変わりやすい性質に適応していく必要があります。業界は、このような需要に効率的に対応するため、目的のソリューションが豊富な選択肢を求めており、ソフトウェアの移植性と標準化が導入における重要な検討事項となっています。  

ARMパートナー各社のコメント  

AMD:

AMD社のコーポレート・フェロー兼副社長、Leendert van Doorn博士は、次のように述べています。「業界標準を採用し、基本となるプラットフォームを策定することは、健全なARMベース・64ビット・サーバ・エコシステムの構築にとって不可欠です。AMDは、サーバ・ベース・システム・アーキテクチャの要件についてARMと協力できたことをうれしく思います。また、今回の仕様が公表されることで、ARMベース・64ビット・サーバの採用がさらに進むことになるでしょう。」  

AppliedMicro:

AppliedMicro社の社長兼最高経営責任者であるParamesh Gopi博士は、次のように述べています。「当社は、業界初のSBSA準拠製品としてX-Geneを発表し、ARMのサーバ標準化の取り組みを全面的にサポートしています。OSベンダ、サーバOEM、シリコン・プロバイダが一丸となって協力することで、完全な相互運用性を備えた標準プラットフォームが提供されるとともに、魅力的なサーバ・ソリューションへとつながる革新が促進されます。」  

ブロードコム:

ブロードコム社のプロセッサ&ワイヤレス・インフラ担当上級副社長兼ゼネラル・マネージャであるRon Jankov氏は、次のように述べています。「当社は、標準化には大いなる価値があり、これによって64ビットのARMアーキテクチャの長期的な成功に向けたソフトウェアの相互運用性が確保されると確信しています。ARMの64ビット・アーキテクチャを採用している当社は、サーバ・クラスのCPU、クラス最高のハードウェア・アクセラレーション、およびデータセンター・ネットワーキングの専門知識により、64ビットのARMエコシステムをリードする独自の立場にあります。」  

Canonical:

Canonical社のハイパースケール・コンピューティング担当副社長であるChristian Reis氏は、次のように述べています。「ARMベースのサーバは、データセンターのエコシステムを再びダイナミックで革新的な市場に変革する可能性を秘めています。当社は、このSBSAの取り組みは、どのようなテクノロジー・サプライヤーでも簡単に理解し、対応することができるシステム実装のためのフレームワークを提供することによって、障害を取り除くものだと捉えています。当社は、この取り組みを全面的にサポートするとともに、自社のUbuntuサーバ製品シリーズのSBSA準拠に努めていきます。」  

Cavium:

Cavium社のデータセンター・プロセッサ・グループ担当副社長兼ゼネラル・マネージャであるGopal Hegde氏は、次のように述べています。「当社のプロジェクトThunderでは、クラウドおよびデータセンター向けのマルチコアARMv8 64ビット・サーバクラス・プロセッサ・シリーズを提供していきます。ARMおよびこのエコシステムとの協力を密にすることにより、Thunderの製品は、複数の管理と編成の標準の元で相互運用される負荷を最適化した包括的なポートフォリオ・ソリューションを提供していきます。データセンターやクラウド環境におけるARMアーキテクチャの採用を促進するサーバ・プラットフォーム標準の普及におけるARMのリーダーシップに拍手を送ります。」  

シトリックス:

シトリックス・システムズ社のハードウェア、セキュリティ、エマージング・ソリューションおよびIP担当副社長兼最高技術責任者(CTO)であるAhmed Sallam氏は、次のように述べています。「当社は、モバイル・ワークスタイルを実現するクラウド企業であり、オープン・スタンダードに取り組んでいます。最近では、サーバ・ベース・システム・アーキテクチャの協議に参加しました。当社は、今回の資料の発表が業界にとって好ましい動きだと捉えています。SBSAは、ARMベースのサーバ・エコシステムをはぐくみ、今後の基盤として機能することになるでしょう。当社は引き続きSBSAの協議に関わっていくとともに、この業界、パートナー、そしてお客様にとって役立つものは何かということを念頭に置いた意見の提供を続けていくつもりです。」  

デル:

デル社のサーバ・ソリューション担当エグゼクティブ・ディレクタであるBrian Payne氏は、次のように述べています。「オープンな標準ベースのテクノロジーは、30年間にわたって当社の理念の基盤となってきたものです。複数のARMv8サーバ用システム・オン・チップが使用できるようになっていますが、新しいイノベーションを効果的に提供し、お客様に自由に選択していただけるようにすることが重要です。新しいクラスのサーバ製品を導入しようとしている当社のお客様にOSの移植性と使い慣れた機能を提供する上で、明確に定義された標準ベースのプラットフォームは有益です。ARMのエコシステムがこの大きな目標の達成に向けて進んでいることを嬉しく思います。」  

HP:

HP社のフェローであるDong Wei氏は、次のように述べています。「HPは、付加価値のある機能を備えた、拡張性のあるプラットフォームのメリットを認識し、当初からARMの標準化の取り組みをサポートしてきました。新しいSBSA仕様により、当社は、ARMベースのソリューションを展開するために簡略化したベースラインを確立し、今後はARMアーキテクチャベースのHP製品を視野に入れていくことができます。」  

Linaro:

Linaro社の最高技術責任者(CTO)であるDavid Rusling氏は、次のように述べています。「複数のARMライセンシによる迅速なイノベーションを可能にするという点で、ARMのアーキテクチャとビジネス・モデルには独自性があります。現在多くの企業が、次世代の低電力データセンター向けに革新的で他との差別化を図ったソリューションを構築しようとしています。ARMのSBSAは、これらのソリューションの共通部分を標準化するためのテクノロジーにおいて不可欠な要素です。ARMとARMのライセンシと協力してこのテクノロジーを活用し、幅広いARMv8ベースのサーバ製品の展開を迅速に進めていけることを期待しています。」  

レッドハット:

レッドハット社の主任ARMアーキテクトであるJon Masters氏は、次のように述べています。「本日発表されたARMのサーバ・ベース・システム・アーキテクチャ(SBSA)は、ARMv8のような最新のコンピュータ・アーキテクチャの採用と展開を成功させるためには標準をもうけることが重要であるということを裏付けています。当社は、Linaro Enterprise Groupへの参加を通じてこれらの標準をサポートしています。また、オープン・ソース・サーバ・テクノロジーにおいて世界をリードする当社独自の見識と、ARMが主導する協力的エコシステムの取り組みにより、当社は、巨大なスケールでARMアーキテクチャに対応できる、統一された共通プラットフォームの構築に貢献することができました。」  

SUSE:

SUSEのエンジニアリング担当副社長であるRalf Flaxa氏は、次のように述べています。「当社は、数年間にわたってARMプロセッサをめぐる開発に取り組み、その支援を行っており、ARMプロセッサがクラウド、ビッグデータ、および高性能コンピューティング・アプリケーションに採用されていくことを期待しています。当社は、SBSA標準化の取り組みを歓迎するとともに、このサーバ・プラットフォーム標準の開発に貢献できることを光栄に思います。市場が進展していくにつれて、この標準は、企業のエコシステム内での成否を分ける重要な決定因子となっていくでしょう。当社は、この標準を実装するプラットフォームに協力していきたいと考えています。」  

テキサス・インスツルメンツ:

テキサス・インスツルメンツ社のオープン・ソース担当主任テクノロジストであるBill Mills氏は、次のように述べています。「デジタル信号プロセッサ、ARM Cortexプロセッサ、パケット処理、セキュリティ・アクセラレーション、およびイーサネット・スイッチを組み合わせた独自のサーバ・グレードKeyStone SoCsの開発者である当社は、SBSA仕様の提供に関するARMエコシステムの協力に拍手を送りたいと思います。SBSAのような標準化の実現によって、お客様に高性能なコンピューティングを提供するヘテロジニアス・コンピューティング・エレメントというイノベーションに影響を及ぼすことなく、ソフトウェアを簡略化することができます。」  

サーバ・ベース・システム・アーキテクチャ仕様は、http://infocenter.arm.com/help/index.jspからダウンロード可能です。ARM製品およびサーバ・プラットフォーム標準の詳細については、ARMの販売担当者にお問い合わせください。  

 

ARM社概要

ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウエア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速インターコネクトとメモリコントローラ、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイト(http://www.arm.com/)や、以下リンク(英語)をご覧ください。

 ownload Shared Purpose - 8 Leadership Lessons for the Ecosystem Age
The secrets of success from the Connected Community surrounding ARM

Find out more about ARM by following these links:
ARM website: http://www.arm.com/
ARM Connected Community®: http://www.arm.com/community/
ARM Blogs: http://blogs.arm.com/
ARMFlix on YouTube: http://www.youtube.com/user/armflix

 

 

ENDS

ARM, Artisan and Cortex are registered trademarks of ARM Limited. Mali and POP are trademarks of ARM Limited. All other brands or product names are the property of their respective holders. "ARM" is used to represent ARM Holdings plc; its operating company ARM Limited; and the regional subsidiaries: ARM Inc.; ARM KK; ARM Korea Ltd.; ARM Taiwan Limited; ARM France SAS; ARM Consulting (Shanghai) Co. Ltd.; ARM Belgium Services BVBA; ARM Germany GmbH; ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.; ARM Norway AS and ARM Sweden AB.

 

<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション 飯塚 聖子

TEL:045-477-5129 FAX:045-477-5261

ホフマン ジャパン株式会社 (アーム(株)PR代理店)小倉 德行、鷲野 みゆき

TEL:03-5159-5750 FAX:03-5159-2166





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