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エンタープライズ市場向け高電力効率をめざす「メニーコア」ソリューションの需要に対応する、新しい高性能システムIPを発表

10 October 2012

ネットワーク・インフラ/サーバ向けのスケーラブルなシステムオンチップ(SoC) ソリューションを実現する新しいARMインターコネクト・テクノロジー

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、以下ARM)は、電力効率の高いネットワーク・インフラ/サーバへの今後10~15年間の大幅な需要増加に対応するため、ARM® CoreLink™ CCN-504キャッシュ・コヒーレント・ネットワークを発表しました。この最新のシステムIP(半導体設計資産)は、使用可能なシステム帯域幅最大1テラビット/秒を提供します。SoC設計者は、これを利用して高性能なキャッシュ・コヒーレント・インターコネクトを実現し、ARM Cortex™-A15 MPCore™プロセッサと次世代の64ビット・プロセッサで構成する「メニーコア」エンタープライズ・ソリューションに対応することが可能となります。

CoreLink CCN-504のリード・ライセンシは、ストレージ、モバイル・ネットワーキング、クライアント・コンピューティングを高速化するLSI社、およびサーバ市場にディスラプティブSoCテクノロジーを提供する革新的サプライヤであるCalxeda社です。

ARMは、CoreLink CCN-504向けに最適化された新しいARM CoreLink DMC-520ダイナミック・メモリ・コントローラも発表しました。この新しいダイナミック・メモリ・コントローラは、DDR3、DDR3L、DDR4 DRAMなどの共有オフチップ・メモリに接続する高帯域幅インタフェースを提供します。 これは、ARM Artisan® DDR4/3 PHY IPを組み込んだ総合的なARM DDR4インタフェース・ソリューション(2013年発表予定)の一環です。

Calxedaの設立者兼最高経営責任者(CEO)であるBarry Evans氏は、次のように述べています。「2008年に初めてARMの投資を受けて以来、CalxedaとARMは、データセンターの需要に応えるべく緊密に協力してきました。その関係が、今、実を結びつつあります。当社は、この新しいARM CoreLinkテクノロジーを利用し、すでに次世代のデータセンタークラスのソリューションを構築しつつあります。発表の折には、再び業界に衝撃を与えることになるでしょう。」

LSIのエンジニアリング担当副社長であるGene Scuteri氏は、次のように述べています。「モバイル・ネットワーク・トラフィックの急速な増大に対応するため、LSIとARMは緊密に協力し、業界をリードするメニーコア・システムオンチップ機器のバックボーンとして多機能オンチップ・インタコネクトを推進してきました。プロセッサとインターコネクト・テクノロジーにおけるARMの専門知識と、ネットワーキング/処理負荷に関するLSIの深い理解から生まれたキャリア・グレードの堅牢なインターコネクトは、最新のネットワークに対応するスケーラブルで確実な性能とQoSを提供します。」

CoreLink CCN-504は、この製品ファミリ初の製品であり、1個のシリコン・ダイ上で最大16個のコアをサポートする完全にコヒーレントな高性能メニーコア・ソリューションを実現します。すなわち、システム内の各プロセッサが他のプロセッサのキャッシュにアクセスできるようにすることで、異種マルチコアおよび異種マルチクラスタのCPU/GPUシステムでシステム・コヒーレンシを可能にします。こうしてオフチップ・メモリへのアクセスを削減し、時間とエネルギーを節約することは、ARM big.LITTLE™処理をベースとするシステムにとって極めて重要であり、コンテンツの作成と消費に必要な高性能と長いバッテリー寿命を実現する高電力効率を提供する新しい道です。

ARMのプロセッサ部門副ジェネラル・マネージャのTom Cronkは、次のように述べています。「今後10~15年、データ量が急激に増加するにつれ、CoreLink CCN-504とDMC-520は、メニーコア・アプリケーションに最適な高性能システムIPソリューションとして重要な役割を果たすようになるでしょう。これにより、システム全体でQoSとコヒーレントな動作が確保され、SoC設計者は効率的な優先度付けによって大きなデータ・フローを最小限のレイテンシで処理することが可能となります。」

CoreLink CCN-504は、現行世代のハイエンドのCortex-A15プロセッサと将来のARMv8プロセッサの両方に対応し、ARMが計画するネットワーク・ベースのインターコネクト製品ファミリで最初の製品となります。実績あるAMBA® 4 ACE™仕様を踏まえ、ソフトウェア・コヒーレンシより高電力効率、低レイテンシのハードウェア・コヒーレンシにおけるARMの経験も生かしています。AMBA 4 ACE仕様は、これまで8,000回以上ダウンロードされています。

CoreLink CCN-504キャッシュ・コヒーレント・ネットワークには、レベル3(L3)キャッシュとスヌープ・フィルタ機能が統合されています。最大16MBに設定可能なL3キャッシュは、オンチップ・キャッシュの拡大によって大きな負荷に対応するとともに、低レイテンシのオンチップ・メモリとして、プロセッサ、高速入出力インタフェース、アクセラレータへのデータ割り当てと共有を可能にします。スヌープ・フィルタは、コヒーレンシ・メッセージのブロードキャストを不要にし、さらにレイテンシと消費電力を削減します。ARM CoreLink CCN-504キャッシュ・コヒーレント・ネットワークは、現在、リード・ライセンシに提供中です。パートナー製品でのサンプリングは2013年の予定です。

 

ARM社概要

ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、コンシューマ・エンターテイメント・ソリューションからイメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィックス・プロセッサ、ビデオ・エンジン、組み込みソフトウエア、セルライブラリ、組み込みメモリ、高速インターコネクトとメモリコントローラ、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイト(http://www.arm.com/)や、以下リンク(英語)をご覧ください。

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