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ARM、Cortexプロセッサ搭載マイクロコントローラ向けのソフトウェア・インタフェース規格を発表

12 November 2008

統一されたインタフェース規格により、すべてのCortex-Mシリーズ・プロセッサのベンダにとってコードの共有と再使用が容易に

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)は、Cortex-Mプロセッサ・シリーズ用のベンダに依存しないハードウェア・アブストラクト・レイヤとして、ARM® Cortex™マイクロコントローラ・ソフトウェア・インタフェース規格(CMSIS)を発表しました。CMSISは、シリコン・ベンダやミドルウェア・プロバイダにとって、プロセッサに対する一貫したソフトウェア・インタフェースを提供することにより、ソフトウェア再利用の簡素化や、新しいデバイスの製品化期間の短縮、および新しいマイクロコントローラ開発者の学習を容易にすることが可能です。

組み込み業界において、ソフトウェアの開発は大きなコスト要因と考えられています。すべてのCortexシリコン・ベンダ製品でソフトウェア・インタフェースを標準化すれば、新しいデバイス用のプロジェクト開発や、既存のソフトウェアを他のシリコン・ベンダのCortexプロセッサ搭載マイクロコントローラに移行させる場合に、コストが大幅に削減されます。

CMSISにより、シリコン・ベンダは製品のペリフェラル機能の差別化にリソースを注力し、互換性のない独自のマイクロコントローラ・プログラミング規格の維持が必要なくなります。

CMSISは、米アトメル社、IARシステムズ社(スウェーデン)、米Keil社(ARM)、米Luminary Micro社、米Micrium社、蘭NXPセミコンダクターズ社、独SEGGER Microcontroller社、伊仏合併STマイクロエレクトロニクス社など、複数の大手シリコン/ソフトウェア・ベンダとの提携を通じて開発されています。これらの協力関係と既存のソリューションで得たフィードバックにより、使いやすく習得しやすいCortexプロセッサ搭載デバイス用プログラミング・インタフェースに貢献しています。

CMSIS規格は、最小の8KBデバイスからイーサネット、USB-OTGなどの高度な通信ペリフェラルを持つデバイスまで、すべてのCortex-Mプロセッサ・シリーズ・マイクロコントローラに対応する拡張性を備えています。(CMSISがコア・ペリフェラル・アクセス・レイヤに要求するメモリは、コード1KB未満、RAM 10バイト未満です。)

ARMのMCUツール担当ディレクタであるReinhard Keilは、次のように述べています。「Cortexマイクロコントローラ・ソフトウェア・インタフェース規格は、インタフェース・ペリフェラル、リアルタイム・オペレーティング・システム、ミドルウェア・コンポーネントに共通して使用することができ、シリコン・ベンダにも開発者にも有益です。ARM Cortexプロセッサ・アーキテクチャは、次世代の高性能/低消費電力MCUに急速に普及しつつあります。すべてのシリコン・ベンダ製品に使用できる標準規格であるCMSISは、新しいソフトウェアの開発コストを削減し、新しいCortexプロセッサ搭載マイクロコントローラの開発を促進することでしょう。」

ARMは、さらにCMSISにミドルウェア・アクセス・レイヤを加えて拡張し、イーサネット、SD/MMCに対応する標準ソフトウェア・インタフェース、およびRTOSカーネルの一貫したカーネル認識デバッグに対応するデバッグ・インタフェースの提供を予定しています。このCMSISの拡張は、新しいCortexプロセッサ搭載マイクロコントローラへの標準ミドルウェア・コンポーネントの導入を容易にします。

提供時期
組み込み開発者のための包括的なリソースとして提供されている当社Webサイト(英語版)より、デバイスユーザのガイドの統一のため作成された文書として、CMSISの無料ダウンロードが可能です。(www.onARM.com/) CMSISの文書およびソフトウェア・レイヤのメンテナンスは、ARMが提供しています。

CMSISを支持するARMパートナー(ARM Connected Communityメンバー)のコメント

アトメル
のARM搭載製品マーケティング・ディレクタであるJacko Wilbrink氏は、次のように述べています。「ARMプロセッサ搭載マイクロコントローラやマイクロプロセッサのプログラミングを簡素化し、ARMプロセッサ搭載マイクロコントローラに移植可能なコードの開発について市場を教育することは、需要に応じたことであり、ARM、ARMのライセンシ、エコシステム・パートナーが共同で果たすべき責任です。」

IARシステムズのARMストラテジック・アカウント・マネージャであるMike Skrtic氏は、次のように述べています。「Cortexマイクロコントローラ・ソフトウェア・インタフェース規格により、Cortex-M3のエコシステムは、マイクロコントローラ業界の羨望の的となるでしょう。これによってエンジニアは、Cortex-M3プロセッサ・ベースの製品を短期間で、多量の労力を必要とすることなく市場化することができます。IARシステムズは、長年、ARM規格を強く支持していますが、今後もその姿勢に変わりはありません。」

Luminary MicroのCMO(最高マーケティング責任者)であるJean Anne Booth氏は、次のように述べています。「当社は、業界賞を受賞したStellaris®マイクロコントローラにCortex-M3プロセッサを搭載し、ユーザに32ビットの性能を提供すると同時に、アーキテクチャの将来のアップグレードやソフトウェア・ツールの変更を不要にします。新しいCMSISは、既にARMのオープン・アーキテクチャを採用しているユーザにとって、複数の最終製品プラットフォームにおける一般的なソフトウェアの再使用を可能にし、製品化期間をさらに短縮する価値のあるソフトウェアです。」

MicriumのCEO(最高経営責任者)であるJean Labrosse氏は、次のように述べています。「使いやすさと習得しやすさ、それにコストの削減は、Micriumの企業理念と製品展開の重要なポイントです。当社は、ハードウェア・ドライバの再使用を簡素化する活動に意欲的に参加し、賛同しています。CMSISも、この目標の達成に向けてMicriumが支持している、多くの重要な取り組みの1つです。」

NXPセミコンダクターズのマイクロコントローラ製品ライン担当副社長兼ジェネラル・マネージャであるGeoff Lees氏は、次のように述べています。「ソフトウェアの再使用は、次世代のマイクロコントローラ・アプリケーションにとって重要性を増しつつあり、業界標準のARM MCUコアにクラス最高のペリフェラルを統合するというNXPの戦略の基盤でもあります。当社は、最大100MHzの動作速度を実現するCortex-M3プロセッサ搭載マイクロコントローラとして新たに発表した、LPC1700ファミリの展開を継続する上で、CMSISを歓迎します。」

SEGGER Microcontrollerの設立者兼CEO(最高経営責任者)であるRolf Segger氏は、次のように述べています。「Cortex-M3プロセッサは、マイクロコントローラの新しい基準を確立しました。新しいハードウェア抽象化レイヤは、これをさらに一歩進め、ソフトウェア開発をこれまでになく容易にするものです。当社は、製品群すべてにCMSISを採用することを決めています。CMSISは製品開発を短縮し、なおかつソフトウェアの信頼性を高めると確信しています。」

STマイクロエレクトロニクスのマイクロコントローラ担当マーケティング・ディレクタであるDaniel Colonna氏は、次のように述べています。「当社のSTM32 MCUファミリの主要な目的は、統一された製品群とツール・エコシステムを提供し、16ビット製品と32ビット製品の収束しつつある開発者のニーズを満たすことです。新しいCMSISプロジェクトは、ARM Cortex-M3プロセッサ搭載マイクロコントローラに対する関心をさらに高めるものであり、当社は全面的にこれを支持しています。」

ARM社概要
ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、デジタル家電、イメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、32 ビット組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィック プロセッサ、セルライブラリ、高速インタフェース製品、組み込みメモリ、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイトをご覧ください。(http://www.jp.arm.com/

※ARMはARM社の登録商標です。CortexはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan Limited、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co. Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc.、ARM Germany GmbH、ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.およびARM Norway, AS の全部または一部を意味します。

<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション 
飯塚 聖子
TEL:045-477-3117 FAX:045-477-5261

テキスト100ジャパン㈱(アーム㈱PR代理店) 
秋澤 知子、上野 素子
TEL:03-5210-1981     FAX:03-5210-2005




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