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ARM、最新のRealView開発ツールでアプリケーションが豊富で複雑なコンシューマ機器の設計に対応

07 October 2008

Cortex-A9 MPCoreマルチコア・プロセッサなどARMプロセッサ搭載機器の可能性を最大限に活用

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)は、10月7日~9日に米国カリフォルニア州サンタクララで開催された第5回ARM® Developer’s Conferenceで、RealView® Development Suite 4.0 Professionalツール・スイートを発表しました。プロセッサ性能を最大10%高める新しいコンパイル手法、ソフトウェアの実行状態とシステム性能を正確に解析するよう改良されたシステム・プロファイリング機能など、豊富なアプリケーションを提供する複雑なシステムであるMID(Mobile Internet Device)やスマートフォンなど、モバイル機器への対応を考慮して開発されたRealView Development Suite 4.0 Professionalを使うことによって、開発者は、機器の機能性の限界を押し広げるとともに、最新のARM Cortex™-M3、Cortex-R4、CortexA8、Cortex-A9プロセッサ、Cortex-A9 MPCore™マルチコア・プロセッサなど、ARMアーキテクチャを最大限に活用することが可能となります。

米Semico Research社のシニア・アナリストであるRich Wawrzyniak氏は、次のように述べています。「最近の多機能型スマートフォンのような非常に複雑な機器の登場が、高度な接続性とユーザー体験を提供できる機械装置やアプリケーションに対する需要を牽引しています。このような次世代機器の開発には、高性能なソフトウェア開発ツールが欠かせません。ARMは、ツール・スイートに新しい機能を加え続けることで、開発者が常にARMアーキテクチャを最大限に生かし、エンドユーザにとって魅力的で高度なアプリケーションを開発できるようにしています。」

RealView Development Suite 4.0 Professionalの主な利点に、リンク時コード生成機能とプロファイラ・・ドリブン・コンパイル機能があります。コード・サイズを大幅に縮小するリンク時コード生成機能は、設計者は必要なメモリの量を増やすことなくシステムの機能を強化するか、システム・コスト全体を下げるかを選択できます。プロファイラ・ドリブン・コンパイル機能は、コードを実際の使用に基づいて最適化するため、ARMプロセッサ上で動作するソフトウェアの性能とアプリケーションの反応速度を大幅に高めます。

このツール・スイートには、新しいバージョンのARM Profilerが含まれます。これにより、完全に最適化された製品コードを長時間にわたってプロファイリングできるだけでなく、リアルタイム・ストリーミング・インストラクション・トレース機能を備えています。この機能では、10日間までの命令トレース情報をキャプチャし、保存できるため、デバイスが実行しているソフトウェアの詳細な情報が得られ、それがシステムの性能と動作にどのような影響を与えているかがわかります。

ARMのシステム・デザイン部門のマーケティング・ディレクタであるMark Onionsは、次のように述べています。「現在のコンシューマ機器、特にスマートフォンやMIDが高度になるにつれ、新しいシステムを開発するために高性能なソフトウェア・ツールが不可欠となります。ARMは、パートナー各社と緊密に協力することにより、設計者が性能、消費電力、コストなどの課題を対応しつつ、未来の多機能設計を合理的に開発できるソフトウェア・ツールをお届けします。」

RealView Development Suite 4.0 Professionalのその他の主な特長は、以下のとおりです。
  •  250MHz相当で動作するCortex-R4Cortex-A9プロセッサの超高速リアルタイム・システム・モデル(RTSM)を追加
  • NEON™ベクトル化コンパイラを含む、ARM Cortex-A9プロセッサに対応 
  •  オープンソースのEclipse統合開発環境(IDE)をベースとするARM Workbench IDE
  • 開発者がCortex-M3プロセッサのビットバンディング・メモリを利用できるようサポートを強化
  • 重要なシステムの検証プロセスを簡素化するコンパイラ最適化制御機能
  • 米テキサス・インスツルメンツ社のOMAP 3デバイス、米Marvell社のFeroceon Dragonite v5TEおよびv6T2コア、台湾Faraday Technology社のFA526、FA626、FA626TEコアに対応
  • 高度なデバッグ/トレース機能を提供するARM CoreSight™のサポートを強化
RealView Development Suite 4.0 Professionalツール・スイートは、米ドルビーラボラトリーズ社、米Parasoft社、カナダQSounds Labs社などの業界大手企業に利用されています。

ドルビーラボラトリーズのEMEAおよびビジネス・ストラテジー担当副社長であるMartin Dietz氏は、次のように述べています。「新しいRealView Development Suiteは、ARMプロセッサ搭載機器に最高のドルビー・ソリューションを提供するのに役立っています。このツール・スイートがあれば、お客様は製品化期間を大幅に短縮しつつ、Dolby® Mobile、aacPlusなどの技術を各種機器に容易に移植することができます。より多くの機能をより短時間で実現できれば、消費者にとってより魅力的な製品が生まれるでしょう。」

ARM Connected Community™の参加企業で、自動欠陥防止機能(ADP Automated Defect Prevention) を備えたEclipseベースのコード分析/アプリケーション・クオリティ・ソリューションを提供する米Parasoft Embedded社のジェネラル・マネージャであるSergei Sokolov氏は、次のように述べています。「RVDS 4.0 Professionalは、ARMがEclipseベースのRVDS開発環境を進化させていく上で非常に重要なステップです。オープンなEclipseプラットフォームで最先端のツールを提供することにより、ARMはツール・プラットフォームの統合を大幅に促進します。これは、複雑なモバイル機器に対する高い需要を踏まえた、生産性の高いシームレスな開発プロセスの実現に必要です。」

QSound LabsのCTO(最高技術責任者)であるBrian Schmidt氏は、次のように述べています。「ARM RealView Development Suite Professionalツールの柔軟でオープンな環境は、効率的で最適化されたオーディオ技術をモバイル市場に提供するという当社の取り組みに役立っています。RealView Development Suite 4.0 Professionalの新しい機能によって、当社はNEONテクノロジー向けのコードをさらに最適化することができます。」

提供時期
RealView Development Suite 4.0 Professionalのスタンダードおよびプロフェッショナル・バージョンは、ライセンスの提供が可能です。詳細は、ホームページ(英語版)をご覧ください。(http://www.arm.com/products/DevTools/RealViewSoftwareDevelopment.html)

ARM社概要
ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、デジタル家電、イメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、32 ビット組込みRISCマイクロプロセッサ、グラフィック プロセッサ、セルライブラリ、高速インタフェース製品、組み込みメモリ、ペリフェラル、開発ツールが含まれます。ARMは、総合的なデザインサービス、トレーニング、サポート、メンテナンスとARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイトをご覧ください。(http://www.jp.arm.com/

※ARM、RealViewはARM社の登録商標です。CortexおよびNEONはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan Limited、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co. Ltd.、ARM Belgium N.V.、 AXYS Design Automation Inc.、ARM Germany GmbH、ARM EmbeddedTechnologies Pvt. Ltd. およびARM Norway ASの全部または一部を意味します。


<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション 
飯塚 聖子
TEL:045-477-3117 FAX:045-477-5261

テキスト100ジャパン㈱(アーム㈱PR代理店) 
秋澤 知子、上野 素子
TEL:03-5210-1981 FAX:03-5210-2005