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ARMとOn2 Technologies、ARM NEONテクノロジーを使って最適化した初の高性能ビデオ・コーデックを公開

11 February 2008

NEONメディア処理拡張への最適化により、ビデオ・エンコードに必要なクロックサイクルを半減

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)と、ビデオ・コーデック技術のリーダーである米On2 Technologies社(以下On2)は、スペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congressで、On2がARM® NEON™テクノロジーを使って同社の複数の人気ビデオ・ソフトウェア・コーデックの性能を最適化したと発表しました。SIMDメディア処理拡張をARM Cortex™-Aシリーズのプロセッサに採用することで、On2は必要なクロックサイクルを大幅に削減するとともに、モバイル機器で使用される一般的なビデオ形式の再生性能を高めています。NEONテクノロジーに最適化したOn2コーデックをベースとする新製品は、現在最先端の携帯電話に搭載されている既存のソフトウェア・デコーダに比べ、バッテリ寿命を延長し、従来より高い解像度とフレーム・レートに対応することにより、Webを通じて多様でハイクオリティな映像コンテンツへのアクセスが可能になりました。

On2は、ARM RealView® Development Suite 3.1 Professionalツールとサイクル精度モデルの併用により、開発ボードが提供される前にコーデックをNEONテクノロジー向けに最適化しました。これにより、モバイル機器メーカや携帯電話メーカは、ARM Cortex-Aシリーズのプロセッサを使い、機器上で本当に魅力あるモバイル・インターネット映像を配信する技術を手に入れたことになります。

また、ARM Connected CommunityのメンバーであるOn2は、シミュレーション・モデルを使い、NEONテクノロジーを使ったチップ・ソリューションがまだ設計段階にある間にNEONテクノロジーに最適化したソフトウェア・コーデックを提供することにより、機器メーカやチップ・ベンダの製品化期間短縮に貢献します。

On2の社長兼CEO(最高経営責任者)であるBill Joll氏は、次のように述べています。「On2は、できる限り最高のビデオ・ソリューションを提供しようと努めています。当社は、次世代高性能モバイル・ハンドセットのマルチメディア機能を実現する技術として、NEONが広く受け入れられていると認識しました。当社は、ビデオ・コーデックに関する豊富な知識を生かし、ARM Cortex-A8プロセッサのサイクル精度モデルとARMのベクトル化コンパイラを使用することにより、NEONテクノロジーを搭載した複数のシリコン・プラットフォームにわたって複数のソフトウェア・コーデックを提供し、市場優位をさらに強めることができると確信しています。」

ARMのモバイル・ソリューションズ・マーケティング担当グローバル・ディレクタであるRob Coombsは、次のように述べています。「NEON拡張用に最適化されたコーデックの使用により、消費者は、バッテリを長持ちさせ、なおかつ、これまでより高いビジュアル・クオリティを得ることができます。NEONテクノロジーを生かすことができるようになったOn2のコーデック製品群には、FacebookなどのWebサイトのFlash®ビデオに使用される人気のVP6コーデックも含まれます。」

ARMモデルの十分な活用は、On2の開発期間も大幅に短縮しました。On2は、わずか2、3カ月で複数のソフトウェア・ビデオ・コーデックのベンチマーク性能を上げることができました。NEONテクノロジーに最適化したコードにより、Hantro 6100 H.264、Hantro 8100 Sorenson Spark、およびOn2独自のTrueMotion VP6は、先行世代の実装に比べ、半分以下のクロックサイクル数で映像をデコードできます。

NEONテクノロジーの概要
NEONテクノロジーは、128ビットのSIMD(single instruction, multiple data)メディア処理拡張命令セットであり、次世代のメディア処理および信号処理アプリケーションを高速処理します。この技術の特長は、包括的な命令セット、整数コアと別個のレジスタ・ファイル、独立した実行ハードウェアです。また、8、16、32、64ビット整数、単精度浮動小数点、SIMD命令をサポートし、音声、映像の処理のほか、グラフィックスやゲームの処理にも対応します。RealView Development Suite Professionalは、標準CまたはC++からNEON命令を生成する最先端のベクトル化NEONコンパイラを含みます。これにより、性能は400%向上します。

RealView Development Suite 3.1 Professionalは、Cortex-A8プロセッサとそのNEON拡張の命令精度のリアルタイム・システム・モデルも含みます。アプリケーション開発者は、これを使い、アプリケーションを開発、テストし、シリコン・ベンダがハードウェアを提供する前に、リアルタイムで実行してみることができます。すなわち機器メーカは、高度なアプリケーションを豊富に搭載した完全な状態で、モバイル機器を市場に投入することができます。


On2 Technologies社の概要
米On2 Technologies社(Amex: ONT)は、あらゆるビデオ・アプリケーションで、あらゆる場合でも人を引きつける映像を実現します。低ビット・レートから高品位(HD)映像まで、On2の最適化された映像圧縮技術は、アプリケーション開発者、コンテンツ/サービス・プロバイダ、チップ・ベンダ、機器メーカ、デジタル・サイネージ会社などに革新的なソリューションを提供します。

On2は、革新の連続により、消費電力、帯域幅、映像クオリティの極めて厳しい条件を満たしています。独自のコーデック(VP6™、VP7™)と標準ベースのコーデック(MPEG-2、MPEG-4、H.263、H.264、VC-1)は、インターネットに10億ライセンス以上、モバイルに2億ライセンス以上採用され、市場を独占しています。世界の半導体メーカ25社によってシリコンでも実証されています。

設立は1992年で、本社を米国ニューヨーク州タリータウンに置くほか、フィンランド、ドイツ、英国、日本、中国、台湾、韓国、インドに事業拠点と提携企業を持ちます。取引企業には、ノキア、サムスン電子、ソニー、三洋電機、フリースケール、AMS、アトメル、アドビ、AOL、スカイプ、Facebook、VideoEgg、Brightcove、Move Networks、XM Satellite Radioなどが含まれます。詳しくは、www.on2.comをご覧ください。


ARM社概要
ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、デジタル家電、イメージング、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、16/32 ビット組込みRISC マイクロプロセッサ、データエンジン、グラフィック プロセッサ、デジタルライブラリ、組み込みメモリ、ペリフェラル、ソフトウェア、開発ツールならびにアナログ機能や高速インタフェース製品が含まれます。ARMは、ARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイトをご覧ください。(http://www.jp.arm.com/

※ARMとRealViewはARM社の登録商標です。NEONと CortexはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM Inc.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan Limited、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc、ARM Germany GmbH、ARM Embedded Technologies Pvt. Ltd.およびARM Norway, AS の全部または一部を意味します。

<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション 
飯塚 聖子
TEL:045-477-3117 FAX:045-477-5261

On Technologies社   日本オフィス   
永野 博幸
TEL:03-5219-3117 FAX:03-5219-3639

テキスト100ジャパン㈱(アーム㈱PR代理店) 
秋澤 知子、上野 素子
TEL:03-5210-1981     FAX:03-5210-2005




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