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ARMとシンプリシティ、Cortex-M1プロセッサに関するマーケティング/協力契約を発表

03 April 2007

リファレンス・メソドロジが、Cortex-M1プロセッサ実装フローの市場を拡大

英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)と、FPGA合成ソフトウェアのリーディング・サプライヤである米シンプリシティ社(本社:米国カリフォルニア州サニーベイル、日本法人:東京都渋谷区、代表取締役:新井雅之)は、共同マーケティングと協力に関する契約を発表しました。これには、このほど発表されたFPGA実装に特化した初のARMプロセッサであるARM® Cortex™-M1プロセッサに対応するリファレンス・メソドロジが含まれます。(2007年3月22日付けプレスリリース「ARM、FPGAに最適化した初のプロセッサをCortexファミリに追加」http://www.jp.arm.com/pressroom/07/070322.html参照)

両社は、シンプリシティのツールを使ってCortex-M1プロセッサの容易なシステム統合をさらに支援することについても合意しました。今回のマーケティング/協力契約の締結により、ARMとシンプリシティは、互いの顧客企業がさまざまなFPGAデバイス・ファミリにわたってARMプロセッサを適切に実装できるよう協力します。ARMとシンプリシティの共同リファレンス・メソドロジは、ARMのテクノロジーとシンプリシティのソフトウェアを多数の企業が容易かつ有効に利用できるようにするものです。

今回の契約のもとで、ARM Connected Communityのメンバーであるシンプリシティは、顧客企業がCortex- M1プロセッサに対応するシームレスな設計フローを得られるよう対応をとっていく予定です。すなわち、シンプリシティの研究開発チームは、標準的な製品の検証手順の一環としてCortex-M1プロセッサを使用します。また、シンプリシティのコーポレート・エンジニアリング部門も、相互カスタマー・サポートを提供するためにCortex-M1プロセッサIPを利用できるようになります。

ARMは、Cortex-M1プロセッサの開発においてシンプリシティと緊密に協力し、開発プロセスでは同社の業界最先端のSynplify Pro合成ソフトウェアを大いに活用しました。

ARMのプロセッサ部門執行副社長兼ジェネラル・マネージャであるGraham Buddは、次のように述べています。「シンプリシティが、Cortex-M1プロセッサの開発に関与していただいたことは非常に有益でした。ARMの設計チームは、Cortex-M1プロセッサを複数のFPGAターゲットに最適化することを強く希望していました。ベンダに依存しないシンプリシティのフローのおかげで、当社は最小限の労力でこれを実現し、Cortex-M1プロセッサは極めて幅広いFPGAデバイスに実装可能となりました。」

シンプリシティのビジネス・ディベロップメント副社長であるJoe Gianelli氏は、次のように述べています。「FPGA市場へのARMの参入は、業界標準のプロセッサをFPGA設計に持ち込む点で画期的な出来事です。ARMとの長期的な提携の目的は、業界の意識を喚起するとともに、FPGA設計におけるARMプロセッサの最適な実装を提供することです。」

ARM Cortex-M1プロセッサは、FPGA実装に特化した初のARMプロセッサです。ARM Cortexプロセッサ・ファミリの拡大により、機器メーカは、幅広い性能レベルを通じて共通アーキテクチャを標準的に使用できるようになります。このプロセッサは、高いコード密度で人気の高いThumb®-2命令セットのサブセットを実装しているため、ARM7TDMI®プロセッサ以上のすべてのARMプロセッサに対応するThumbコードとの互換性を維持しつつ、プロセッサとソフトウェアの両方のフットプリントを抑え、極めて小型のFPGAデバイスの実装面積条件も満たすことができます。

Cortex-M1プロセッサは、一般的な低コストのFPGAデバイスの15%未満の面積しか占有しませんが、170 MHz以上に対応します。また、Cortexファミリ最小のプロセッサにもかかわらず、0.8 DMIPS/MHzの性能を提供します。

ツールとペリフェラルによるサポート
Cortex-M1プロセッサは、ARM RealView® Development SuiteRealViewマイクロコントローラ開発キットによって完全にサポートされています。RealView Development Suiteには、開発者がCortex-M1プロセッサ用のアプリケーションをすぐに作成し、テストできるよう、完全な命令セット・システム・モデル(ISSM)が含まれます。ツールフローへの統合を促進するため、Cortex-M1プロセッサには、SPIRITコンソーシアムのIP-XACT™規格に準拠したXML記述が付属します。

Cortex-M1プロセッサに対応したARMとシンプリシティの共同リファレンス・メソドロジは、フィジカルおよびロジック合成設計フローに対応します。シンプリシティのFPGA合成ソリューションにより、プログラマブル・ロジック設計者は、短時間で大胆な性能目標を達成できます。シンプリシティのFPGA合成ソリューション・ファミリには、Synplify/Synplify Proロジック合成ソフトウェア、Synplify Premierフィジカル合成ソフトウェアが含まれます。Synplify Proソフトウェアは、業界で最も広く使用されているFPGA合成ソリューションであり、真のタイミングドリブン方式を合成に採用しています。このソフトウェアは、設計のタイミング条件を満たす性能を提供し、その後に面積の最適化を行うことにより、チップ・コストを大幅に節約します。Synplify Premierソリューションは、業界をリードするシンプリシティの合成技術を土台としつつ、新しいGraph-Basedフィジカル合成機能を加えるとともに、動作中のFPGAデバイスについてシミュレータ感覚でリアルタイムの視認性を提供します。Graph-Basedフィジカル合成は、迅速なタイミング・クロージャと5~20%のタイミング改善を可能にします。

提供時期
現在、リファレンス・メソドロジは両社より提供されています。

ARM社概要
ARMは、ワイヤレス、ネットワーク、デジタル家電、画像、自動車、セキュリティ、そしてストレージ機器といった高度なデジタル製品のコアとなる技術をデザインしています。ARMが提供する総合的な製品・IP(知的財産)には、16/32 ビット組込みRISC マイクロプロセッサ、データエンジン、グラフィック プロセッサ、デジタルライブラリ、組み込みメモリ、ペリフェラル、ソフトウェア、開発ツールならびにアナログ機能や高速インタフェース製品が含まれます。 ARM は、ARMの幅広いパートナーコミュニティと共に、信頼性の高い製品を迅速に市場へ投入するためのトータルシステムソリューションを、大手エレクトロニクス企業に提供しています。ARMについて詳しくは当社Webサイトをご覧ください。(http://www.jp.arm.com/

シンプリシティ社概要
シンプリシティ(Synplicity, Inc. Nasdaq: SYNP)は、プログラマブル・ロジック・デバイス(FPGA, PLD, CPLD)によるデザインを迅速かつ効果的に実現するための革新的なソフトウェア・ソリューションのリーディング・プロバイダであり、通信、軍事/航空 宇宙、コンシューマ、半導体、コンピュータ、およびその他の電子システムなど広範囲にわたる市場で利用されています。シンプリシティのソフトウェアは、デザインの根幹をなすデザインプランニング、ロジックシンセシス、フィジカルシンセシス、およびベリフィケーション機能を簡素化し、改善し、自動化することによって卓越した性能、コストとTime-to-MarketのメリットをFPGA、FPGAベースのASICプロトタイプおよびDSPそれぞれの設計者に提供します。シンプリシティはFPGAシンセシス・ソフトウェアの販売実績で第1位であり、EE Timesが年に1回実施するFPGA顧客調査で2004年、2005年と連続して顧客満足度の第1位に選ばれています。さらに、シンプリシティの製品は、業界標準の設計言語(VHDLおよびVerilog)に対応しており、主要なプラットフォーム上で動作します。世界中に20拠点を展開しています。本社は米国カリフォルニア州サニーベイルです。URLはwww.synplicity.comです。

ARM Connected Community概要
ARM Connected Communityは、約400の企業からなる世界的なネットワークで、ARMアーキテクチャベースの製品を開発するために必要な、システム設計から量産および消費までをカバーした完全なソリューションを提供しています。ARMは、販売促進プログラムや、お客様によりよいソリューションを提供するためのメンバー間のネットワーキングの機会など、さまざまなマーケティングプログラムを提供しています。ARM Connected Communityについて詳しくはWebサイトをご覧ください。http://www.arm.com/community  

※ARM、Thumb、ARM7TDMIと RealViewはARM社の登録商標です。CortexはARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM INC.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co.Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc、AXYS GmbH、ARM Embedded Solutions Pvt. Ltd.、ARM Physical IP, Inc. およびARM Norway, AS の全部または一部を意味します。

※Synplicity、Synplify Pro、およびSynplifyはSynplicity, Inc.の登録商標です。その他、本文中に記載されている全てのブランドおよび製品名はそれぞれ各社の登録商標あるいは商標です。



<お問い合わせ先>

アーム株式会社 マーケティングコミュニケーション 
飯塚 聖子
TEL:045-477-3117 FAX:045-477-5261


テキスト100ジャパン㈱(アーム㈱PR代理店) 
秋澤 知子、上野 素子
TEL:03-5210-1981     FAX:03-5210-2005